沖縄離島の住みやすさ

沖縄移住先に宮古島市は?住みやすさ・環境・メリット・デメリットを解説

沖縄は美しい海、温暖な気候、豊かな自然が魅力のエリアとして知られていますが、その中でも宮古島市は移住先として人気があり、移住者の数は年々増加しています。

しかし憧れだけで移住しては、理想と現実にギャップがあり、失敗したと思う場合もあるので、移住前のしっかりとしたリサーチが大切です。

そこで本記事では、宮古島市の住みやすさや特徴、メリット、デメリットをご紹介します。賃貸情報や子育て支援も紹介しますので、宮古島市での暮らしが自分にマッチしているのかどうかを踏まえて参考にしてみてください。

宮古島市の概要と特徴 

宮古島は沖縄本島から南西に約300㎞の距離に位置し、大小6つの島(宮古島・池間島・来間島・伊良部島・下地島・大神島)で構成されています。

宮古島市の年間平均温度は23℃と四季を通して温暖で、真夏でも最高気温が32℃程度と過ごしやすい気候です。

観光地として離島は大変人気がありますが、宮古島は沖縄県の中でも人気エリアで、観光地ランキングで上位に入ります。世界最大の旅行プラットフォーム「Tripadvisor®」が発表した今後注目の観光地として宮古島市が世界21位に選ばれたほどです。

宮古島市の最大の魅力はその自然。「東洋一の白い砂浜」と呼ばれる与那覇前浜ビーチをはじめとする美しいビーチの数々では、宮古ブルーと称される海の色と真っ白に輝く砂浜のコントラストが織りなす素晴らしい景色を見ることができます。

また宮古空港には、東京、名古屋、大阪といった多くの空港からの飛行機が飛んでいます。東京からは約3時間程で行くことができるので、ワーケーションにも最適です。

宮古島市の場所と特徴

宮古島市の場所や各情報を表にまとめましたのでご覧ください。

【宮古島市の場所】

【宮古島市の各情報】

人口・人口密度 人口:55,685人(2023年10月現在)
人口密度:272.3人/㎢
参考資料:宮古島市役所
気候 亜熱帯海洋性気候で1年を通して暖かな気候であり、年間の平均気候は約23℃
参考資料:宮古島市の概要
米軍基地 あり

宮古島分屯基地

道路 【国道】
国道390号線【主な県道】
平良城辺線(県道78号線)
平良新里線(県道190号線)
池間大浦線(県道230号線)
路線バス ・宮古協栄バス
・八千代バス
・共和バス
・中央交通
港湾 ・平良港
・島尻港
・大神島港
アクセス 【飛行機】
羽田空港‐宮古島空港 約3時間(ANA・JAL)
関西空港‐宮古島空港 約2時間30分(ANA)
中部国際空港‐宮古島空港 約2時間40分(ANA)
福岡空港発‐宮古島空港 約2時間(ANA)【フェリー】
宮古島‐多良間島 約2時間(多良間海運)
宮古島‐大神島 約15分(大神海運)

 

 宮古島市の治安状況

宮古島市の治安はさほど悪くありません。家や車の鍵をかけない人もいるほどです。

しかし宮古島市では路上寝が多く、2022年の路上寝の発生件数は686件。死亡事故につながるケースもあるといいます。

これには、宮古島にはお酒を飲む人が多く「オトーリ(御通り)」と呼ばれる飲酒の風習があることが関係しています。

「オトーリ」とは、泡盛を飲む時に、「親」が「子」に順番にお酒を注ぎ、「子」は一気に飲み干さなければいけません。この一気飲みスタイルがついつい深酒につながるということです。

市や宮古島警察では毎年路上寝に対して注意を呼びかけ、宮古島市の治安を守っています。

 

宮古島市の騒音状況

宮古島市には宮古島分屯基地が上野野原にあります。

この分屯基地に離発着する大型輸送ヘリコプターによる騒音が、地域住民を悩ませています。調査に来た議員たちは「思っていたより騒音は感じない」と感想を述べていましたが、実際に被害を受けている地元住民たちの悩みは深刻です。

石垣島市と米軍基地との間で起こる騒音問題は、今後も続くと見られます。

 宮古島市の渋滞状況

通勤時間帯や子どもの学校への送迎時間帯には、町を走る車の数が増えて市街地では渋滞することがあります。

さらに観光シーズンにはレンタカーが増えます。集落地域では道が狭い道路が多く、低速の高齢者ドライバーもいますのでスピードの出しすぎには注意しましょう。

 宮古島市に住むメリット・デメリット

宮古島市に移住するメリット・デメリットを紹介します。移住の良い面だけでなく、不便な面も踏まえてよく検討してみてくださいね。

宮古島市のメリット

他の離島に比べて医療機関が充実している

宮古島市には地域密着の診療所はもちろん、沖縄県立宮古病院や宮古島徳洲会病院といった総合病院もあります。妊婦検診や出産、その他検査などのために本土に行く必要はありません。

移住者は周りに親戚もいないし、移住当初は頼れる人もいないなかで生活がスタートするため、家族や自分に何かあった時に医療体制が整っているのは安心です。

求人数は多め

宮古島は観光に力を入れている島なので、観光業に関わるお仕事の求人が多いですが、病院や工場、事務など多種多様の仕事があります。

小さな島ですが、約55,000人が暮らす島。それだけ仕事も探せば色々とありますよ。

 

宮古ブルーを好きなだけ堪能できる

宮古島の「宮古ブルー」と呼ばれる海は、透明度が高くエメラルドグリーンの美しい色をしており、宮古島に訪れた人の心を魅了します。

移住すればそんな宮古島の海を、好きな時に好きなだけ堪能できる、贅沢な環境が手に入ります。海が好きな人、自然が好きな人にとって、宮古島の海のキレイさは移住する一番のメリットでしょう。

宮古島市のデメリット

台風が多い

宮古島は太平洋上にあり「台風銀座」と呼ばれるくらい台風の接近の多い地域です。

宮古島に台風が発生する、もしくは接近するのは8月・9月がもっとも多く、一年間に平均3.8個の台風が接近します。

2003年の台風14号は、宮古島で最大瞬間風速74.1m/sを観測し、甚大な被害をもたらしました。宮古島に移住したらまずは自治体指定の避難場所や経路の確認、避難用品の備蓄をしっかりと行いましょう。

 

電車がない

宮古島には電車が通っていません。移動手段は車かタクシー、バスになります。

宮古島をぐるりと一周したとすると、車で4時間ほど。意外と広いので車がないと不便です。車を持っていないなら、マイカー購入の検討も必要になるでしょう。

 

宮古島市の家賃相場と物件状況

1ルーム、1K 5.0万~5.5万円
1DK、1LDK 6.0万~6.5万円
2DK、2LDK 6.5万~7.5万円
3DK、3LDK 8万~9万円

参考元:【SUUMO】宮古島市(沖縄県)の賃貸マンション家賃相場・賃料相場

宮古島市の物件数は、アパマンショップ宮古島店のホームページで確認したところ、賃貸マンション・アパートが11件、戸建ての賃貸は1件ありました。

比較的、単身や2人で住む賃貸なら空きがありますが、ファミリータイプ向けの物件は家賃が高く品薄状態です。

宮古島市に「空き家バンク」はありませんので、物件探しは不動産サイトをこまめにチェックしましょう。

空き家バンクとは・・・

利用されていない空き家、または利用頻度の少ない家屋を回収して移住者の受け入れを可能にし、貸し手と借り手のマッチング支援を行うもの。

 

宮古島市の教育、子育て環境

宮古島は沖縄の離島なので、子育てで不便に感じることはないのか、と子育て環境が不安な人もいるでしょう。

しかし宮古島には、病院や歯医者、保健センター、児童センター、公園といった子育てに必須施設は全てそろっています。市街地エリアなら車で5分圏内で生活できるでしょう。

また宮古島では島のこどもたちは地域のみんなで育てるという考えが根づいています。島民は子どもにやさしく、助け合いの精神が強いため子育てしやすい環境です。

本章では、宮古島市の子育て支援の内容や子育て環境、幼稚園から大学までの学校を紹介します。

 子育て支援の内容

宮古島市の子育て支援を一部紹介します。

宮古島市ファミリーサポートセンター 子育てを助けて欲しい人に子育てのお手伝いができる人を紹介。生後3カ月~小学校6年生までのお子さんを預けることができる
宮古島市子育て支援センター 子育て中の父親、母親、妊娠されている人たちが楽しく意見交換や相談をしたり、乳幼児を自由に遊ばせることができる
宮古島市こども医療費助成制度 中学校卒業までの子どもの医療費を全額助成する
宮古島市ひとり親家庭支援 住宅支援、生活支援、子育て支援、就労支援などひとり親家庭の事情に応じたサポートをおこなう

 

宮古島市では、2015年から「子ども・子育て支援新制度」がスタート。「太陽の子・もやいプラン」と題して認定こども園の普及や待機児童解消の推進など数々の取り組みがなされています。

また、宮古島市が発行している「わくわく子育てブックHappy」には、宮古島市内での子育てについてのさまざまな情報が記載されているので、ぜひ参考にしてみてください。

公園の数や状況

宮古島市には、小さいものから大きいものまで50以上の公園があります。その中でも子どもや家族連れが楽しめる、オススメの公園を3つ紹介します。

宮古島海中公園

宮古品海中公園は、宮古島の北側に位置する公園で、宮古島が有する豊かな海洋資源と触れ合えるスポットです。

小さなお子さんや年配の方は、宮古島を訪れても海に入ることができないこともあるでしょう。そんな時は宮古島海中公園がおすすめ!水深3〜5mの海底から服を着たまま野生の魚たちを間近で観察することができます。

貝殻を使ったフォトフレームやシーサー、アクセサリー作り体験などの体験メニューも充実しています。

画像引用元:宮古島海中公園 – 宮古島観光協会公式情報サイト | Meets More MIYAKOJIMA

【宮古島海中公園の基本情報】

住所:宮古島市平良字狩俣2511-1
アクセス:宮古空港から車で25分
営業時間:9:00~17:00
料金:大人1,000円 高校生800円 小中学生500円 6歳未満無料
駐車場:あり(無料50台)
URL:https://miyakojima-kaichukoen.com/

 

カママ嶺公園

カママ嶺公園は、巨大なシーサーの滑り台がある、お子様連れにおすすめの公園です。観光客だけでなく地元の子どもたちからも愛されています。

シーサーの滑り台は写真映えスポット!シーサーの口から顔を出して写真を撮ってみてはいかがでしょうか。

公園には展望台もあり、市街地や伊良部大橋が一望できます。少し時間が空いた時など、ちょっと立ち寄るのに便利なスポットです。

【カママ嶺公園の基本情報】

住所:宮古島市平良下里
アクセス:宮古空港から車で15分
営業時間:24時間営業
料金:無料
駐車場:あり(無料)
URL:-

 

パイナガマ海空すこやか公園

パイナガマ海空すこやか公園は、パイナガマビーチの近くにある公園です。

オリオンビアフェスタなどのイベントが開催される場所でもあり、公園内はとても広々としています。バーベキュー施設やドッグラン、バスケットコートなどの施設も充実しています。沖縄の伝統文化「ハーリー」をモチーフとした子ども向け遊具もありますので子どもたちも退屈しません。

パイナガマ海空すこやか公園は、2017年に完成したまだまだ新しい公園です。きれいなトイレや自動販売機も設置されているので安心して過ごすことができますよ。

【パイナガマ海空すこやか公園の基本情報】

住所:宮古島市平良下里377-2
アクセス:宮古空港から車で10分
営業時間:6:00~20:00
駐車場:あり
料金:無料
URL:‐

 

保育園・幼稚園一覧

【幼稚園】
平一幼稚園
北幼稚園
南幼稚園
東幼稚園
久松幼稚園
鏡原幼稚園
西辺幼稚園
狩俣幼稚園
西城幼稚園

【公立認定こども園】
下地こども園
上野こども園
伊良部こども園

【私立認定こども園】
心愛こども園(令和6年より認定こども園に移行予定)
いけむらこども園
クララこども園
はなぞのこどもえん

※参照元:宮古島市立幼稚園・小学校・中学校

【公立保育所】

東保育所
西城保育所
佐良浜保育所

【法人保育所】

花園保育所
みつば保育園
聖ヤコブ保育園
あけぼの保育園(支援センター併設)
竹の子保育園
カンガルー保育園
ひよどり保育園
ふたば保育園
ひばり保育園
あさひっ子保育園
おおぞら南保育園
いけむら保育園
光の園保育園
みく保育園
福寿保育園
てぃだの子保育園
キッズハウスたんぽぽ保育園
北保育園
キッズたいよう保育園
福里保育園
はっぴい保育園

【小規模保育施設】
入江保育園
ちゅうりっぷ保育園
ゆめの子保育園
めぐみ保育園
保育ルーム下里
クララ保育園
とっとこ保育園
ぽっぽ保育園

【家庭的保育事業施設】
ひまわり家庭保育ルーム
家庭的保育ルームくくる
COSMIC保育園

※参照元:公立・認可保育所(園)、施設一覧|くらしの情報|宮古島市

小学校一覧

宮古島市には、小学校が16校、中学校が11校あります。

【小学校】
平良第一小学校
北小学校
南小学校
東小学校
久松小学校
鏡原小学校
西辺小学校
狩俣小学校
池間小学校
西城小学校
城辺小学校
福嶺小学校
砂川小学校
下地小学校
上野小学校
伊良部島小学校

【中学校】
平良中学校
北中学校
久松中学校
鏡原中学校
西辺中学校
狩俣中学校
池間中学校
城東中学校
下地中学校
上野中学校
伊良部島中学校

※参照元:宮古島市立幼稚園・小学校・中学校

高校一覧

宮古島市には公立高校が3校あります。

沖縄県立宮古工業高等学校

・自動車機械システム科
・電気情報科
・生活情報科

沖縄県立宮古高等学校

・普通科
・理数科

沖縄県立宮古総合実業高等学校

・海洋科学科
・生物生産科
・食と環境科
・生活福祉科
・商業科

大学・専門学校一覧

宮古島市には、大学・専門学校がないため、高校卒業後に進学をする子どもたちは島を出ることになります。

宮古島市の病院一覧(歯科以外)

【内科】
沖縄県立宮古病院
池村内科医院
きしもと内科医院
ドクターゴン診療所
・砂川内科医院
宮古島徳洲会病院
徳洲会伊良部島診療所
くらはし整形外科クリニック
・いしみねクリニック
・たいら内科
・城辺中央クリニック
下地診療所
・比嘉内科胃腸科医院
中村胃腸科内科
宮古島リハビリ温泉病院

【外科】
・いけむら外科・胃腸科・肛門科
・医療法人 おおはらクリニック

【小児科】
・いけむら小児科
・ひが小児科

【眼科】
医療法人 一二三会 こうむら眼科
下地眼科医院
真壁眼科

【脳神経外科】
医療法人 たぶの木 うむやすみやあす・ん診療所

【産科・婦人科】
・医療法人みやこクリニック
・みやぎMS.クリニック
奥平産婦人科医院

【整形外科】
・医療法人愛泉会砂川整形外科医院
松田整形外科医院
高峰整形外科クリニック

【皮膚科】
原皮ふ科

【耳鼻咽喉科】
・稲村耳鼻咽喉科
レオクリニック

【心療内科】
こころのクリニックてぃんぬぱう

宮古島市の買い物スポット一覧

宮古島市のおすすめのお買い物・おみやげスポットを紹介します。宮古島ならではの伝統的なおみやげや新鮮な島野菜、特産品が買えますよ。ぜひ参考にしてみてください。

「あたらす市場」

地元市民がよく行くスーパーです。あたらす市場はJAおきなわが運営しています。

宮古島のゴーヤやトウガン、ナーベラなどの野菜やマンゴーが販売されていて、地元客や観光客で大変賑わいます。また手作りの宮古味噌は国産大豆を使用して作られており、安心して食べられると大好評。

宮古空港から車で3分という立地の良さも魅力です。宮古島で作られた野菜や果物を買いたいなら、あたらす市場がおすすめです。

【あたらす市場の基本情報】

住所:宮古島市平良西里1442-1
営業時間:9:00~18:00(第4水曜日定休※1~5、9~11月のみ)
電話番号:0980-72-2972
URL:https://www.ja-okinawa.or.jp/farmersmarket/detail.php?id=476

 

宮古島伝統工芸品センター

宮古島で生まれた美しい織、宮古上布(みやこじょうふ)。苧麻(ちょま)という麻の繊維で作った糸で織られる麻織物で、琉球藍(りゅうきゅうあい)で染めて作られます。

そんな宮古上布や宮古麻織、宮古織の加工製品が購入できるのが、宮古島伝統工芸品センターです。

また宮古上布の制作過程や歴史、制作時に使用される道具などの展示や、実際に織物制作の様子を見学することができます。入場料は無料ですのでぜひ見学していきましょう。

画像引用元:宮古伝統工芸品センター

【宮古島伝統工芸品センターの基本情報】

住所:宮古島市上野字野原1190-188
営業時間:9:00~16:30
電話番号:0980-74-7480
URL:https://miyako-kougei.com/

 

宮古島市 公設市場

市街地の中心部に位置する公設市場は、宮古島の農産物を買うために地元民がよく利用する市場です。

宮古島で摂れた農産物以外にも、海産物や加工品、お菓子、島コスメ商品まで揃っています。宮古島旅行のお土産も、宮古島ならではの食材も公設市場で買えますよ。

パイナガマビーチまでも徒歩圏内ですので、お買い物帰りにビーチを散策するのもいいですね。

【宮古島市公設市場の基本情報】

住所:宮古島市平良字下里1番地
営業時間:8:00~21:00(店舗によって異なる)
電話番号:0980-79-0908
URL:-

 

宮古島市の求人状況

宮古島市に移住を考えた時、一番気になるのが「仕事」ではないでしょうか。理想の離島生活を送るためには、宮古島市に自分に合った仕事があるかどうかは重要なポイントですね。

本章では宮古島市の求人数や募集の多い仕事、給料の相場を紹介します

全体的な求人数と多い仕事

ハローワークでは、宮古島市の求人数は23件、大手求人サイトindeedでは2,300件以上ありました。(2023年12月現在)

宮古島市は観光業が盛んですので、ホテルやカフェ、居酒屋、レストラン、レンタカーショップ、マリンスポーツなどの仕事は比較的見つけやすいです。

また宮古島市ではサトウキビをはじめとする農業も盛んで、収穫の忙しい時期限定で求人が募集されることが多いですが、「都会ではできなかった新しい仕事をしたい」という方にオススメ!

宮古島市では、かなりの数の求人があるので、お仕事探しにはあまり困らないと思います。

給料の相場

宮古島市の給料は全国平均に比べて少ないです。

宮古島市がある沖縄県の最低賃金は現在896円で、47都道府県中45位です。(2023年12月現在)

参考資料:沖縄県最低賃金

また、ハローワーク求人情報リサーチによると宮古島市の平均年収は約290万円です。国税庁が発表した全国の平均年収約460万円とは約170万円の差があります。

これらのことから、宮古島市の給料は平均より低いことがわかります。

参考元:沖縄県 宮古島市の平均年収・所得と給料水準 (2023年最新データ) | ハローワーク求人検索のシゴトリサーチ

   :1 平均給与|国税庁

宮古島市のビーチ一覧

宮古島と言えば、やはり透き通ったエメラルドブルーの海と真っ白の砂浜が魅力!なかでもおすすめのビーチを厳選して3つ紹介します。

パイナガマビーチ

パイナガマビーチは市街中心部にあるアクセスのよいビーチです。地元の人たちからも愛されるビーチで憩いの場となっています。

シャワーやトイレ設備がありバリアフリー対応ですので、車いすの人やベビーカーを利用する家族連れの方も利用しやすいのが嬉しいポイント。

夏場にはハブクラゲの防止ネットが整備されるので、小さなお子様連れでも安心して遊ぶことができますよ。

【パイナガマビーチ 基本情報】

住所:宮古島市平良下里338−3
アクセス:宮古空港から車で約15分
URL:-

 

前浜ビーチ

東洋一美しいとされる前浜ビーチは、宮古島を代表するビーチで、真っ白な砂浜が7㎞も続くロングビーチ。多くの観光客が訪れますが、そんなに混みあいませんのでのんびりと海水浴を楽しめます。

ビーチの砂は真っ白でサラサラ。小さなお子さんを安心して遊ばせられます。無料の駐車場やシャワー、トイレが完備されているのも嬉しいポイントです。

画像引用元:前浜ビーチ – 宮古島観光協会公式情報サイト | Meets More MIYAKOJIMA

【前浜ビーチ 基本情報】

住所:宮古島市下地与那覇1199
アクセス:宮古空港から車で約15分
URL:-

 

佐和田の浜

伊良部島の北西部にある佐和田の浜は、平成8年に「日本の渚・100選」に認定された遠浅のビーチです。

明和の大津波で打ち上げられた大きな岩が点在し、潮が引いた時には独特な風景を見ることができます。

非常に遠浅の浜ですので、小さなお子様がいる家族に特におすすめです。夕日の名所としても人気があるスポットですので伊良部島に行かれた際はぜひ寄ってみてください。

【佐和田の浜基本情報】

住所:宮古島市伊良部佐和田1725
アクセス:宮古空港から車で約45分
URL:-

 

宮古島市の観光スポット一覧

宮古島の魅力は海だけではありません。宮古島の伝統工芸が体験できる施設や絶景スポットなど観光名所が数多くあります。

ここでは宮古島市に来たら絶対訪れたい、おすすめの観光スポットを厳選して5つ紹介します。

大神島

大神島は、宮古島の北北東4㎞に位置する離島で、沖縄でも有数のパワースポットが集中する観光エリアです。宮古島の島尻漁港からフェリーで約15分で行けます。

昔から「神様が住む島」とされる大神島は、島全体がパワースポットになっており、日本神話に登場する「天岩戸」や「高天原」と呼ばれる場所もあります。

しかし島民以外が立ち入ってはいけない神聖な場所もあるので注意が必要です。島のおじいによる大神島観光ガイドがあるので、大神島の伝統やルールを守りつつ大神島のパワーを感じてみてはいかがでしょうか。

《島のおじいによる大神島観光ガイド》

2,000円/人(約90分)0980-72-5350

 

画像引用元:大神島

【大神島の基本情報】

住所:宮古島市平良大神
営業時間:-
料金:-
アクセス:宮古島の島尻漁港からフェチー「ウカンかりゆす」で15分
駐車場:-
電話番号:0980-72-5350
URL:https://o-gamijima.com/

 

伊良部大橋

伊良部大橋は、宮古島と伊良部島を結ぶ橋で、通行料金を徴収しない橋としては日本最長です。2015年に開通し、全長はなんと3,540m

橋をドライブするだけで、目の前に広がる宮古島の美しい澄み切った青い海が楽しめます。

宮古島に来たら、伊良部大橋は外せません。

【伊良部大橋の基本情報】

住所:沖縄県宮古島市
営業時間:24時間
料金:無料
アクセス:宮古空港から車で約15分
駐車場:あり(宮古島側・伊良部島側)
電話番号:-
URL:- 

 

雪塩ミュージアム

美しい宮古島の海からつくられたふわふわの塩「雪塩」。

その雪塩の製塩方法や雪塩ならではの使い方を楽しく学べる施設が雪塩ミュージアムです。ガイドさんによる雪塩の解説や、雪塩を実際に触ってみる体験もできます。

売店では雪塩や雪塩バウムなどの商品を販売しています。「雪塩クッキングボトル」などの工場限定パッケージの販売もありますのでお土産に最適です。甘じょっぱさが絶妙な雪塩ソフトクリームは一押しです!入場料は無料なので気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

画像引用元:雪塩ミュージアム

【塩ミュージアムの基本情報】

住所:宮古島市平良狩俣191
営業時間:9:00~18:00(4月~8月)

     9:00~17:00(9月~3月)
料金:無料
アクセス:宮古空港から車で30分
駐車場:あり(無料10台)
電話番号:0980-72-5667
URL:https://museum.yukishio.com/

 

宮古島市体験工芸村

宮古島市体験工芸村は、宮古島市熱帯植物園内にあります。宮古島らしいものを作ってみたい!という方におすすめの体験型施設。

貝を使ったキャンドルやストラップ、島ぞうり、宮古織物など、さまざまな体験ができる8つの工房があります。時間が合えば、工房をはしごしていくつも体験することも可能です。

モノづくりが好きなお子さんは特に楽しんでくれますよ!

画像引用元:宮古島市体験工芸村

【宮古島市体験工芸村の基本情報】

住所:宮古島市平良東仲宗根添 1166-286
営業時間 :10:00~18:00
料金:入場料は無料(体験にはそれぞれ費用がかかります)
アクセス:宮古空港から車で10分
駐車場:あり(無料30台)
電話番号:0980-73-4111
URL:https://miyakotaiken.com/

 

まいぱり宮古島熱帯果樹園

まいぱり宮古島熱帯果樹園は、小さなお子様からお年寄りまで楽しめるおすすめスポットです。

南国ムード満点の園内を、かわいらしいカートに乗って1週すれば、島バナナやパイナップル、マンゴーなど南国の果実や珍しい植物を鑑賞できます。沖縄県の天然記念物である宮古馬の乗馬や引き馬体験も可能。

園内のカフェでは、収穫したてのトロピカルフルーツやハーブを使ったアイスやジュースを販売しています。絶品と評判ですので、まいぱり宮古島熱帯果樹園に来たならぜひお試しください。

画像引用元:まいぱり宮古島熱帯果樹園

【まいぱり宮古島熱帯果樹園の基本情報】

住所:宮古島市下地与那覇1210
営業時間:10:00~17:00(4月~9月は定休日なし・10月~3月は毎週水曜日定休)
料金:小学生350円 中学生以上700円(小学生未満は無料)
アクセス:宮古空港から車で約15分
駐車場:あり
電話番号:0980-74-7830
URL:http://maipari.jp/

 

宮古島市のカフェ・コワーキングスペース一覧

宮古島市でワーケーションをするなら、コワーキングスペースを利用するのがおすすめです。コワーキングスペースだけでなく、シェアオフィスやバーチャルオフィスが利用できるところもあるので、テナント出店や起業にも最適です。

ここでは、宮古島市にあるカフェ・コワーキングスペースを3つ紹介します。

シェアオフィス&コワーキング|MUGI

シェアオフィス&コワーキング|MUGIは、宮古島市にある本格的なシェアオフィスとコワーキングスペースです。「HYBRID BLD sahira」の1階にあり、宮古空港から車で10分、市街地からは徒歩圏内という立地の良さが魅力です。

3階にはコンドミニアム「ハイブリットSAHIRA」があり、このハイブリットSAHIRAに宿泊している人は、コワーキングスペースを無料で自由に使えます。

通常利用料は1時間300円、1日利用で1,500円です。シェアオフィス会員になると、12,000円/月から利用できます。オシャレなオフィスで働きたい人はもちろん、読書やお勉強としてもおすすめですよ。

画像引用元:シェアオフィス&コワーキング|MUGI |

【シェアオフィス&コワーキング|MUGI の基本情報】

住所:宮古島市平良西里465-1-102
営業時間:9:00~21:00
料金:360円/1時間・1,500円/1時間・シェアオフィス12,000/月など
電話番号:080-6498-4833
URL:https://mugi.space/

 

howlive 宮古島店

howliveは沖縄最大のシェアオフィス、コワーキングスペースで、宮古島市以外にも那覇市国際通り近くやイオンモールライカム内、名護市など数店舗を展開しております。

howlive 宮古島店は市街地中心にある琉球銀行の上(5階)にあり、アクセスしやすいのがポイントです。

15分275円からコワーキングエリアが予約なしで利用でき、デスクや貸会議室、個室といった利用スタイルも用意されているので、ご自身の利用期間や目的に合わせて柔軟に利用できます。

画像引用元:宮古島の個室シェアオフィス howlive宮古島店 | 沖縄 レンタルオフィス・コワーキングスペースのhowlive

【howlive 宮古島店の基本情報】

住所:宮古島市平良西里240-2 5F
営業時間:平日9:00~18:00(入居者は24時間利用可能)
料金:275円/15分・個室55,000円/月・デスク22,000/月など
電話番号:090-6869-6065
URL:https://howlive.jp/miyako-island

 

宮古島ICT交流センター

宮古島ICT交流センターは、以前は下地町役場であった施設をコワーキングスペースとして再利用しています。

施設内は、もともと役場であったこともあり広々とした空間で、議場として使われていたフロアも利用できます。議席での非日常テレワークを体験できるところが、宮古島ICT交流センターの最大の魅力です。

市街地から車で約15分のところに位置しているので、静かな環境でゆったりと過ごしたい人におすすめです。

画像引用元:宮古島ICT交流センター

【howlive 宮古島店の基本情報】

住所:宮古島市下地字上地472番39 下地庁舎3階
営業時間:平日/土曜9:00~21:00(日曜・年末年始は休館)
料金:550円/1時間・1,100円/1日・サテライトオフィス17,000円/月など  電話番号:080-6480-8540
URL:https://iic-miyakojima.jimdofree.com/

 

宮古島市のお祭り、イベント、花火は?

一年を通して様々なイベントがある宮古島市。地域固有の個性豊かな伝統行事もあり、今もなお大切に引き継がれています。

本章では宮古島市で開催されるおすすめのお祭りやイベント、花火を紹介します。

宮古島100㎞ワイドーマラソン

沖縄県の宮古島で毎年1月の第4日曜日に行われるマラソンで、100㎞と50㎞の2種類のコースがあります。

宮古島の1月の平均気温は18℃前後なので、宮古島の美しい風景を望みながら快適なマラソンが楽しめます。

ワイドーマラソンの「ワイドー」とは宮古島の方言で「がんばれ」という意味。走っていると「わいどー!」という声援が観客から送られます。

画像引用元:宮古島100kmワイドーマラソン

【宮古島100㎞ワイドーマラソン 基本情報】

開催時期:2024年1月21日(日)
開催場所:下地公園を発着とした宮古島市一円
電話番号:0980−73−1046(宮古島100kmワイドーマラソン大会実行委員会)URL:https://www.waido-miyako.com/

 

宮古島夏祭り

宮古島夏祭りは宮古島最大の夏祭り。

宮古島市内の3つの商店街(西里通り・下里通り・市場通り)では、歩行者天国が開催され大勢の市民や観光客で大いに賑わいます。

その他、豊作と大漁に分かれて競う綱引きやミス宮古島コンテスト、ダンスパフォーマンスなどイベントが盛りだくさん。

最終日にはトゥリバー地区海浜公園でフラダンスのパフォーマンスや「みやこ」の語呂合わせで385発の花火が打ち上げられます。

宮古島に来たなら、まずは参加したいお祭りです。

 

【宮古夏祭り 基本情報】

開催時期:2024年7月21日(金)~7月23日(日)
開催場所:商店街(西里通り・下里通り・市場通り)、トゥリバー地区海浜公園電話番号:0980-72-2779(宮古島夏祭り実行委員会)
URL:https://www.miyakojima-cci.jp/

 

パーントゥ・プナハ

パーントゥ・プナハは旧暦9月初めに島尻地区で行われる変わったお祭りで、悪霊払いと無病息災を祈願します。重要無形民俗文化財に指定されています。

全身に巻きつけたつる草に臭い泥を塗った神様パーントゥが島尻集落の「ウマリガー(産まれ井戸)」から現れ、奇声を発しながら子どもや大人、建物、車など無差別に臭い泥を塗りたくります。その姿に子どもや観光客は大声をあげながら逃げ惑い、大変盛り上がるのが、パーントゥ・プナハです。

お祭りに参加するなら、汚れてもよい服を着ていくといいですよ。

画像引用元:宮古島の文化 – 宮古島観光協会公式情報サイト | Meets More MIYAKOJIMA

【パーントゥ・プナハの基本情報】

開催時期:旧暦9月初旬の2晩
開催場所:島尻地区
電話番号:0980-79-6611(宮古島観光協会)
URL:https://miyako-guide.net/

 

宮古島市がオススメな人とオススメでない人

宮古島市がオススメな人とオススメでない人を紹介します。移住やワーケーションを検討するなら、自分にとっての宮古島市の良いところ、悪いところを事前に知っておきましょう。

オススメな人

自然豊かな環境でスローライフを楽しみたい人

宮古島といえば「キレイな海、温暖な気候、大自然」ではないでしょうか。そんな宮古島は時間を気にせずスローライフを満喫したい人にとってはまさにうってつけの移住地でしょう。

沖縄振興開発金融公庫がおこなったアンケートによると、沖縄への移住を希望する理由は「スローライフ・自分らしい生き方をしたいから」が54.2%と最も高い結果でした。

参考元:「沖縄県への移住意向に関する調査」について

都会の時間にしばられる生活から抜け出してのんびりとした生活を望むなら、宮古島はとても魅力的な町と言えますね。

 

自然の中でのびのびと子育てしたい人

宮古島のキレイな空気や海は、子どもたちが健康的に育つ環境です。

宮古島の豊かな自然をいかしたアクティビティも豊富なので、都会に住んでいたら経験できないことも小さいうちからどんどん体験させてあげることができます。

また、市街地付近なら病院や買物にも困りませんし、子どもにやさしい島民性も魅力的なポイント。子どもを連れてスーパーに行けば知らないおじさん、おばさんが子どもたちに話しかけてくれる、そんな環境ですので、地域の子育てサポートが期待できるでしょう。

 

オススメでない人

地域との交流が苦手な人

都会のような、周囲とのドライな関係を期待するなら、宮古島への移住はおすすめしません。

宮古島の地元民たちは、お互いに支え合い、困った時には助け合って生活しています。

都会に比べると地域のつながりが強く、移住者に対してもあたたかく接してくれます。普段から島の人たちと良い関係を築いておけば、とても頼りになる存在となるでしょう。

移住者である自分を受け入れてくれたことに感謝し、島のルールを守って地域に溶け込む努力ができる人でないと、宮古島での移住生活は難しいです。

 

収入が減ると困る人

今の仕事をそのまま継続する人にはあまり関係ありませんが、宮古島で新たに仕事を探すとなると、思っているほど給料はもらえない可能性が高いです。

沖縄県の最低賃金は全国の中でも低く896円です。(2023年12月現在)

さらに家賃は本土とあまり差がなく、離島のため輸送費がかかることから物価が高いので生活費が予想していたよりもかかることも。

移住してから後悔しないためにも、宮古島市での働き方を事前によく考えた方がいいでしょう。

 

まとめ

本記事では、宮古島市移住について基本情報やメリット・デメリットを紹介しました。

宮古島市へ移住する魅力は、エメラルドグリーンの宮古ブルーを好きなだけ堪能できて、島生活ならではのスローライフを送れる点ではないでしょうか。子どもにやさしい島ですので子育てのしやすさもポイントです。

しかし移住後に後悔しないためには、移動手段や子どもの学校、仕事の有無、住むところなど事前のリサーチをしっかりとおこないましょう。

移住を決める前に長期旅行をして事前に自分の目で確かめるのがおすすめです。少しでも不明点・疑問点がある場合は宮古島市役所に問い合わせしておくと安心ですね。

【宮古島市役所の基本情報】

住所:宮古島市平良字西里1140番地
開庁時間:8:30から17:15分
電話番号:0980-72-3751
URL:https://www.city.miyakojima.lg.jp/index.html