沖縄移住の基礎知識

【真実】沖縄移住は最悪、後悔した、やめとけ、帰りたい、失敗した、を信じるべき?

沖縄移住を検討していると、「沖縄移住 後悔」「沖縄移住 最悪」といった、心が折れる検索候補が出てきます。

私は沖縄移住6年目ですが、移住前には、沖縄移住者に対するネガティブ記事には、正直かなり不安になりました。でも東京から沖縄移住して、5年以上住んでいて満足しています。

当然、人によって合う合わないがあると思いますので、この記事では沖縄移住を検討している人向けに必要な情報をお届けします。

 

 

「沖縄移住は最悪だった」というケース

まず、「沖縄移住は最悪だった」というケースをいくつか紹介します。

Yahoo!知恵袋にある質問〜「沖縄のなにがいいんですか?」

Yahoo!知恵袋にある質問です。

「沖縄に馴染める人って、沖縄のなにがいいんですか?」

という、この質問に移住6年目で沖縄移住に満足している私から回答すると、正直、人によるとしか言えません。

「内地に帰りたい」と毎日思っているということは、そもそも引っ越す前に満足していたのだと思います。地元の友人や慣れ親しんだ場所に心残りがある場合には、沖縄移住は失敗する可能性があると思っています。

「何がいいの?」という点では、これまでの「しがらみから解放される」というのが一番かもしれません。

私は東京に住んでいて、友人もそれなりにいたので、飲みの誘いやら遊びの誘いもそれなりに多かったです。当時の友人とは、東京に帰ったときに会うので、これを「しがらみ」というのは語弊があるかもしれませんが、自分の趣味や副業、子育てなどがあると、正直そんなに頻繁に飲みにも行きたいとも思いませんでした。

これを理由を付けて断るのですが、あまり付き合いが悪いのもどうかと思うので、たまには行きます。これが正直ストレスでした。別に友人のことは好きですが。。

多分、地元に帰りたいという人は、慣れ親しんだ友人とベタベタしたい気持ちが強いんだと思います。私はあまりベタベタしたくなくて、2〜3年に一度会えるくらいがいいので、まず人との距離感の感覚が、私のようなタイプの方が沖縄移住して満足しやすいと思います。

私も沖縄に人間関係でそこまで馴染んでいる訳ではありません。妻と子どもを介して、知り合いはできましたし、集まりの場では話せますが、友人という感じではありません。沖縄に友人と呼べる人もいません。

でも、妻と子どもがいますし、オンラインでリモートワークで仕事をしているので、人との会話はそれだけで十分です。たまに人とリアルに会いたいときには機会を作って会いに行く感じです。

私に近い感覚の人は上手くいくでしょう。

では、私とは逆の感覚の人とつながりたい人はどうなのか?ですが、私の妻はそのタイプなのですが、上手くいっています。自分から積極的に、子育て支援センターとかで話したり人脈を作ったからですね。沖縄は移住者も多いので、積極的に話せば、特に女性は友達がどんどんできます。

書いていて思ったのですが、たしかに男性は、友人ができる機会が少ないかも知れないですね。

文章からすると、おそらくこの方は沖縄に友人がおらず馴染めていないという男性なので、積極性やコミュニケーション能力、友達作りの能力に欠けるのかも知れません。キツい言い方になってしまいますが、地元で満足してしまうタイプというか、地元ではそれなりに人気者だったり、友人が多かったとしても、沖縄にくれば誰もいません。

相手から声をかけてはくれませんし、当たり前ですが、大人になれば学生時代よりも友達作りの難易度は高いです。結局地元への未練が捨て切れていないだけの方だと思いました。

移住者に冷たすぎてメンタルがやられた

これもネットで見た情報ですが、職場で移住者の自分にだけが冷たくされたということで、メンタルが病んでしまい断念したというものですね。

事実は、現場を見ていないのでなんとも言えないのですが、職場や人によって移住者に「冷たい」とか「厳しい」はあるとは思います。実際、移住者のせいでアパートやマンションの価格も上がっていて、移住者はうざいと思っている人もいるようです。

ただ、移住者個人に対して強烈に敵意をぶつけてくる人を今まで見たことはありません。

こういった「アンチ移住者」の情報をネットで見ていたので、沖縄移住したばかりの頃は、道を子どもと歩いていたり、ローカルな海に行ったときには不安もありました。

 

移住したての冬に観光客は誰もいないビーチに行ったところ、貝を拾っている高齢の方がいたので、うざがられるかと思いながらも話しかけてみました。すると、かなり丁寧に教えてくれて、「この貝は食べられる」とか「この海藻は食べられる、これがアオサで食べられる」とか色々と教えてもらいました。

 

また、冬場に海に潜って銛で何かを採っている漁師がいたので、見ていると教えてくれて、タコを採っているとのこと。観光客とは思っていないようでしたが、こちらも親切に教えてもらえました。

 

移住者に冷たい人、敵意をむき出しな人も中にはいると思いますが、それほど多くはなく、運悪く職場などで出会わなければ、被害を受けることはないと思います。

 

沖縄移住者の「8割が3年で本土に戻る」​​は誤解!

よく言われることに、沖縄移住者の「8割が3年で本土に戻る」というのがありますが、これはウソだと思います。

元ネタは、

​​1万人以上の沖縄移住者を支援し、本土に戻るサポートも行っている沖縄移住支援センター代表の阿部由明氏は「移住者の8割は、3年以内に本土に戻ります」と定住の難しさを語る。

https://www.excite.co.jp/news/article/Bizjournal_mixi201611_post-8464/

だと思いますが、これは移住支援センターの中でのデータです。

いやいや、沖縄に移住するときにこういったところに相談に行きますかね?そもそもこういったところに相談しにいく属性の人は沖縄移住に合っていないというだけなんじゃないかと思います。

私は妻を介して、たくさんの移住者と知り合いましたが、帰った人は1組だけです。それも沖縄が嫌ではなくて、仕事の転勤です。「そりゃ沖縄に定住している人と知り合うんだから、続くよね?」と思うかも知れませんが、そういう訳ではありません。

なぜか、「同じくらいのタイミングで沖縄に移住してきた」という人とたくさん知り合いました。私たちが移住してきた年に、妻が子育て支援センターなどで知り合った人は、「今年の3月に移住してきた」とか「去年に引っ越してきた」みたいな人が、なぜか多かったです。

これは多分、子育てのタイミングで、子どもが小さいうちに沖縄移住してみて合うか合わないかを見極めて、合わなければ帰ろうという私たちと同じような人が多かったからだと思います。

なので、子育て支援センターで、同じような子どもの年齢で、不思議と同じくらいのタイミングで移住した人にこれほど多く出会ったのだと思います。

そして、こうして知り合った人は、転勤族で1組だけ地元に帰った以外は、まだ沖縄に住んでいます。逆に9割以上が本土に戻っていないという結果になっています。

沖縄移住者がよく聞かれる質問

次に、沖縄移住者がよく聞かれる質問に回答します。

沖縄に移住して正直どう?

私の場合には楽しいです。沖縄に移住して本当に良かったと思います。東京には戻れません。

子育てのしやすさ、人の優しさ・大らかさ、人混みがない、東京のように怒って怒鳴ってるおじさんがいない、クラクションを鳴らす人はほとんどいない、公園は広くてたくさんある、海が近くにある、などなど私には良いことづくめです。

寒いのが苦手なので、暖かいのは嬉しいです。

沖縄は狭いので飽きない?

沖縄の面積は狭いですが、観光スポットや遊び場はかなりの数があり、移住6年目の今でも行き切れていないです。なので、慣れはしましたが、飽きてはいないです。

まだまだ行きたいところがありますし、離島へのアクセス通いので、離島も全部制覇したいとも思います。

 

沖縄移住して辛かった体験は?

唯一、晴れの日が少ないことです。夏は晴れるのですが、冬は曇りや雨の日が多いです。

ある年は1ヶ月間ほぼ雨か曇りの月があり、さすがにメンタルが下がりました。ただ、これはここまで晴れの日がないのは特殊なようなので、ここまでひどい年は珍しいようです。

沖縄に6年も住んで何がいいの?良かった点は?

住みやすさが抜群によいです。

人が優しくせかせかしていない、子供にやさしい、若い子も素直で優しい、混んでいない、人混みが少ない、など私には良いことだらけです。すぐに海に行ける環境も気に入っています。

子供の教育や学校のレベルはどうなの?

公立のレベルは高くないと思います。ただ、那覇市などは移住者も多く、公立でも頑張っています。教育レベルは全国で見れば低いとは思いますが、学校ごとの差や地域差があると思います。

お勉強優先であれば、私立という選択肢もありますし。英語に慣れやすいのはメリットではあります。

このまま沖縄に住み続けるの?

今のところは住み続ける予定です。かなり気に入っています。子供も沖縄が気に入っていますし、沖縄弁になってきました。

これまでに書いたとおり気に入っていますので、今のところは引っ越す予定はないです。老後まで住むかというとまだ分かりませんが、住み続けて沖縄で一生を終えるのも悪くないと思っています。

老後に移住した人の失敗と成功例は?

老後に移住する人は増えていますが、やはり資金面と人間関係次第だと思います。人間関係にトラブルや問題がなければ良いと思います。

また、そもそも沖縄が好きかどうかという点が分かれ目だと思います。

そもそも「沖縄移住 やめとけ」で出てくる記事は視点がずれている

「沖縄移住 やめとけ」と検索して出てくる記事はそもそも視点がずれています。

・記事を見ても仕方がない
・たいした内容の記事がない

の2点で説明します。

「沖縄移住 やめとけ」の検索結果の記事を見てどうするの?

私自身も「沖縄移住 やめとけ」で検索したので、そんなヤツが何を言っているんだwwという感じですが、他人の意見を聞いたところで何なんだという話です。

沖縄移住に対しての本気度が高い人であれば、多分、検索結果で出てくる内容に関わらず移住するはずです。実際私はそうでした。ネガティブな記事とかもたくさんありました。

でも、元から沖縄に移住するって決めていたんですよね。「沖縄移住 やめとけ」で出てきたネガティブな記事を見てどうするの?って話です。そんなのどこの地域でもあるよね?って内容だなと思いながら、移住する決意にブレはなかったです。

一方で、沖縄移住に対しての本気度が低い人であれば、移住しない理由を探しているだけになります。「やっぱり移住で後悔する人も多いからやめとこう」という確認作業にしているだけです。

「それを知ってどうするの?」昔、仕事で上司に質問したら言われました。今はネットの普及で調べれば何でも出てくる時代です。便利ですが、「知ってどうするの?」と問いかけてみるのも良いかも知れません。

調べたところで、たいして有益な内容や記事はない

実際に、調べたところで、たいして有益な内容や記事はない「やめとけと言われるデメリット」などは、基本的に想定通りのものばかりです。

書かれている内容はだいたい、

・湿気が凄い
・給料が低い
・塩害がひどい
・物価が高い
・時間にルーズ

などなどww

ちょっと調べれば分かるような想定内のことばかりです。

でも、検索してしまうのは分かります。

なので、この記事では他の記事とは別の視点、当たり前の内容ではない視点で、後悔する可能性があるものを紹介します。

沖縄移住で失敗・後悔する理由の9割はコレ!

一言で言えば、イメージとのギャップです。 移住後に後悔する人の多くは、

・毎日キレイな海やリゾート気分が味わえる
・沖縄の人は優しくて人間関係のストレスから解放される
・1年中暖かくて快適に過ごせる


このようなイメージを持って、移住するようです。でも多くの場合、このようにはなりませんので、それを説明します。

ギャップ①:毎日キレイな海やリゾート気分が味わえるのウソ

住む場所や資産状況、時間の自由度によりますが、沖縄移住の多くの場合、毎日リゾート気分は味わえません。旅行の10分の1以下と思って良いでしょう。

※お金、時間などの自由度が移住後もかなり余裕があるなら話は別です。


沖縄で就職して仕事をすることを前提とすると、平日はリゾート気分どころではありません。朝夕は道路も異常に渋滞しています。


住む場所や自宅から海が見えるかによりますが、旅行で来ているときのようにリゾート感はないのが一般的です。ごく普通の地方都市や田舎の街といった街並みです。


もちろん街路樹がヤシの木だったり、沖縄感のある木の場所もあるので、多少はリゾート感はあるかもしれませんが、その程度のことはすぐに慣れます。


平日仕事で忙しくリゾート気分が味わえないなら土日に楽しもうとなりますが、以外とリゾート感が味わえる場所は多くありません。土日も道が混みますし、家のこともやらなければなりません。


旅行のようなワクワク感、リゾート気分を味わいたいなら1時間程度は車で移動しないと難しいかもしれません。 そして、そういったリゾート気分を味わうにはお金が必要です。知っての通り、沖縄の給料は激安なので沖縄で就職して毎週土日にリゾート気分を味わうのはほぼ無理でしょう。


逆に、近くの綺麗な海でゆっくりとする程度で十分。そこまでリゾート気分は求めていない、リゾート感よりも沖縄のなんか緩い感じ、雰囲気がとにかく好き、お金はかけなくても沖縄旅行で心の底から楽しめている、という人ならばこの点は当てはまらないでしょう。

ギャップ②:人間関係のストレスから解放されるのウソ

特に東京などで仕事でしていると、人間関係のストレスはとてつもないと思います。職場の上司や同僚、取引先はもちろん、電車や街中の人ごみでもストレスを感じる人も多いと思います。

また、沖縄移住を考えるような人は、友人関係にも


「なんだか考え方が合わないな」
「そろそろこういう友達関係もいらないかな?」


と思い始めているかもしれません。


沖縄に移住すればこういった人間関係のストレスからは解放されたり、軽減されると想像していると思います。でも、現実は沖縄独自の人間関係の難しさもありますし、移住者は嫌われやすい、差別されやすいという現実もあります。


なので、沖縄で就職するならば、人間関係のストレスからは解放されないと思った方が良いでしょう。 ただ、現実としては、ネットで書かれているほど移住者がひどい扱いを受けたり、いじめられたり、嫌われたりということはないかと思います。


どこに行っても人間関係の問題はありますので、過度な期待はしないということだけ頭に入れておけば大丈夫かとは思います。

ギャップ③:1年中暖かくて快適には過ごせるのウソ

これは意外かと思いますが、沖縄は湿気も多く冬も寒いので不快です。


湿気はハンパではないので、油断するとすぐにカビます。そして冬は想像しているよりも寒いです。移住1年目は暖かく感じる人が多いですが、2年目以降の体感は東京などと変わらないです。


雪が降るんじゃないかと思うほど寒くても10度以上気温があったりします。 また、寒暖差が激しいのでカゼを引きやすいです。2月でも昼間太陽がでると半袖になれるくらい暖かい日もあるのですが、夜は一気に冷え込むので油断するとすぐにカゼを引きます。


また、意外に思うかもしれませんが、沖縄は晴れの日が少なく、快晴の日数が全国一少ないです。とにかく曇りの日が本当に多いです。 特に冬は太陽が出る日が本当に少なく、個人的な話で言えば、頭がおかしくなりそうになった月もあります。


沖縄の自殺率は意外と高いです。意外なことに全国でも割と上位にランキングされています。 お金の問題と日光を浴びづらい環境の問題があるのではないかと個人的には思っています。

沖縄移住で失敗しないための対策と準備

ここでは、沖縄移住で失敗しないための対策と準備を紹介します。

1,デメリットを洗い出す
2,目的を明確にする

この2つです。個人的には旅行に行っていれば、下見は不要と思っています。


1,デメリットを洗い出す

沖縄移住で失敗しないためには、まずデメリットを洗い出して許容できそうかどうかを事前に判断します。

2,目的を明確にする

沖縄移住の目的を明確にして、本当に移住したいのかどうか?を自分自身に問いかけてみましょう。意外と見栄で移住するという人もいるようで、それは失敗します。

目的を明確にするだけでなく、以下のステップで目的の重要度からデメリットも考えて許容できるかをイメージします。

1,目的を明確にする
2,目的の重要度を確認
3,デメリットと比較して検討する

1,目的を明確にする


まず、あなたが沖縄に移住したい理由や目的を明確にしてください。よくある目的は下記です。

・沖縄が好き
・海が好き
・子供をインターナショナルスクールに入れたい
・年中暖かい土地で暮らしたい
・旅行で来て感動した(自然、人)
・ゆったり暮らしたい


このあたりが多いですが、まずは自分の目的や理由を考えてみてください。一つでなくてもOKです。というか複数あった方が移住には向いています。

2,目的の重要度を確認


「なぜ沖縄に移住したいのか?」を考えて、移住の目的や移住したい理由を具体的に出したら、次のステップに進みます。

本当に生活する上で重要度が高いかを確認してみてください。重要度を考える際に期間と熱量の2つの視点で考えてみてください。

・期間(どれくらい長く続くか?どれくらいの期間必要か?)
・熱量(どれくらい好きか・必要か・重要か?他の何かを捨てても必要か?)

例えば、「沖縄が好き」という要素があれば、沖縄がどれくらいの期間好きか?沖縄好きがいつまで続きそうか?若いうちだけか?老後もか?などです。

そして熱量の視点では、どれくらい沖縄が好きで必要か?他の何かを捨ててでも沖縄に住みたいか?という観点で考えます。

3,デメリットと比較して検討する


沖縄移住の目的と理由、その重要度を考えたら、沖縄移住のデメリットと天秤にかけます。

沖縄に住むと沖縄が日常になるので、季節感、狭い島、観光地など、今までの生活と大きく変わります。生活していく上でこれらのデメリット的要素がどうなのか?を比較・シミュレーションしましょう。

・それくらい余裕で我慢できる
・デメリットをまったくデメリットに感じない
・多少のデメリットは全く気にならない

これくらいの感じでないと、沖縄移住は嫌になって帰ることになる可能性が高いので、この時点であきらめましょう。

まとめ

沖縄移住に失敗して後悔する人の多くは、お金と人間関係です。

理想としては、移住前にお金はある程度まとまったお金を用意しておいたり、株や不動産などで不労所得のような収入が得られるような状態になっていることです。

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