沖縄移住の基礎知識

【沖縄に移住したい人向け】後悔しないために補助金・支援制度を解説!

沖縄移住を検討していて、「後悔をしない移住をしたい」と思いませんか?この記事では沖縄移住に関する補助金や支援制度を徹底解説します。

この記事はこんな人におすすめ!

沖縄移住にかかる費用を最小限にしたい人
補助金制度が充実している自治体を知りたい人
沖縄移住で後悔をしたくない人

この記事を読んでわかること

沖縄の移住に関する補助金・支援制度
補助金制度が充実している自治体
沖縄移住で後悔しないために必要なこと

十分な補助金や支援制度があれば、沖縄へ移住した後も安心して暮らせますよね。沖縄への移住を検討するときの参考にしてくださいね!

沖縄は対象外!?「地方創生移住支援事業」

地方移住に欠かせない「地方創生移住支援事業」とは?

「地方創生移住支援事業」は内閣府が地方創生を目的に推し進めている事業のひとつです。

「地方創生移住支援事業」とは

東京23区に在住または通勤する方が、東京圏外(※1)へ移住し、起業や就業等を行う方に、都道府県・市町村が共同で交付金 (※2)を支給する事業です。

※1 東京圏内の条件不利地域を含みます。

※2 世帯の場合は100万円以内(18歳未満の世帯員を帯同して移住する場合は18歳未満の者一人につき最大100万円を加算)、単身の場合は60万円以内で都道府県が設定する額。

引用元:起業支援金・移住支援金 – 地方創生

残念ながら沖縄では地方創生移住支援事業の対象外です。

しかし2023年度は、うるま市伊江村では地方創生移住支援事業を受けることができますよ。対象の自治体へ申請を検討しているのであれば、早めに自治体の申請窓口へ問い合わせましょう。

沖縄移住では自治体の補助金をかしこく利用しよう!

移住支援事業を実施していない自治体への移住では、補助金を利用することはできないのでしょうか。じつは住居や仕事、子育てなどに関連する自治体独自の補助金や支援制度が用意されているんですよ。生活にリンクする補助金をかしこく使えば、移住後のお金の心配も減りますね。

住宅関連の補助金

空き家バンク

沖縄本島の北部を中心に空き物件が少なく、家さがしに難航しがちです。そんな時には空き家バンクを活用するのがよいでしょう。ただし空き家になるということは問題を抱えている可能性があります。

例えば以下のような問題が挙げられます。

・改修や修繕が必要

・生活しにくい立地

空き家バンクを利用すると、補助金も利用できるケースもあるのでぜひ活用しましょう。

定住促進住宅

村外からの移住者を定着させ地域を活性化につなげるために導入されているのが、定住促進住宅です。「子育て世帯」「地域行事への参加」が条件となっている地域が多いです。応募できる物件数は少ないため、気になる物件を見つけたら早めに自治体の担当部署へ確認してみてください。

定住促進住宅を利用できる自治体
  • 国頭村
  • 栗国村
  • 多良間村
  • 東村
  • 伊是名村
  • 渡嘉敷村
  • 与那国村

移住体験

沖縄移住に憧れても経験したことがない地域での暮らしにチャレンジするのはこわいですよね。そんな時におすすめなのが移住体験です。一定期間、必要最低限の家具や電化製品が用意された住宅で移住後の生活を体験できるのは、移住を検討している方にとって嬉しい点ですね。

仕事関連の補助金

グッジョブセンターおきなわ

グッジョブセンターおきなわでは年齢や性別に関係なく、仕事や生活の相談ができます。「就職活動を続けているけど、仕事が決まらない…」「仕事が決まらず家賃が支払えない…」など、移住後の生活で困っていることがあればご相談ください。

詳細はこちら
グッジョブセンターおきなわ

りっか沖縄

りっか沖縄では沖縄県へのUターンやIターンを希望している沖縄県以外に住んでいる10〜20代を中心に、沖縄県内の企業をマッチングさせたり、キャリア相談を行ったりしています。沖縄だけではなく東京や大阪にも相談窓口があり、セミナーや合同企業説明会が実施されていますよ。

詳細はこちら
りっか沖縄

沖縄県キャリアセンター

沖縄県キャリアセンターでは15歳〜40代を中心に就職支援を行っています。職業相談のほか、こちらではハローワーク求人検索や就職活動や自己啓発に役立つ書籍を閲覧できますよ。

詳細はこちら
沖縄県キャリアセンター

県外保育士誘致支援事業

保育士資格を持っていて沖縄移住を検討している方へ朗報です!沖縄へ移住し保育士として働く予定の方に対し、渡航費や引越し費用が補助されるのをご存知でしょうか?一定の条件を満たせば、2人以上の世帯では40万円、単身世帯では20万円を上限に補助してもらえます。沖縄に移住し保育士として働きたい方は利用しない手はないですね!補助内容が変わる場合もあるので、最新情報をチェックしてくださいね。

詳細はこちら
県外保育士誘致支援事業/沖縄県

沖縄バイオ人材マッチング

沖縄県にある医療・健康・食品・創薬・化粧品・環境等の分野を中心としたバイオ系企業や研究機関などと、バイオ系企業で働きたい人とのマッチングをしています。沖縄でくらしながら医療や自然環境のプロフェッショナルとして働きたいという方はぜひ公式サイトをご覧ください。

詳細はこちら
沖縄バイオ人材マッチングサイト

ITキャリア沖縄

ITキャリア沖縄は、IT人材に向けた移住・転職支援サービスです。沖縄移住を検討している方が頭を悩ませるポイントのひとつが「安い賃金と高い家賃のギャップ」ですよね。リモートワークをしながら東京と同じくらいの賃金を手にできたら、あなたが思い描いている移住生活を実現できるかもしれません。

定期的に移住・転職オンラインセミナーが開かれているので、一度参加してみるとよいでしょう。

詳細はこちら
ITキャリア沖縄

結婚・子育て関連の補助金

結婚時・出産時の祝い金

沖縄県には結婚や出産をしたときに祝い金をもらえる自治体があります。たとえば、国頭村では結婚時に20万円が支給(条件あり)されます。東村では第1子を出産時に 10万円、第2子出産時に20万円、さらに第3子以降を出産時には30万円が支給(条件あり)されますよ。人生のライフイベントでまとまったお金があれば、安心して暮らしていけますね。

参考:http://www.vill.kunigami.okinawa.jp/kunigami-village/wp-content/uploads/2023/04/472d88804ea7619efd7c79d8bb54c241.pdf

参考:https://www.vill.higashi.okinawa.jp/soshikikarasagasu/fukushihokenka/gyomuannai/8/466.html

こども医療費助成

沖縄では、0歳〜中学校卒業までの子どもは医療費を支払うことなく、入院、通院、投薬を受けることができます。中には対象年齢が高校卒業までに拡大されている市町村もあります。子どもが体調を崩してしまったときも突発的な出費を減らすことができるでしょう。

参考:こども医療費助成事業市町村制度一覧

入学祝金

自治体によっては、小学校や中学校へ入学時に祝い金を支給しています。たとえば多良間村では子どもの入学時に2万円が支給されます。さらに国頭村では子どもの小学校・中学校入学時と中学校卒業時に5万円が支給されるので、保護者の経済的な負担が減りますね。

給食費無料

子育てをする上で給食費は大きな負担の一つですよね。2023年4月現在、すでに沖縄県内14自治体で小中学校の給食費が無料になっています。さらに2025年度からは第3子以降の給食費の無料化が検討されていますよ。

【給食費の支給状況(2023年4月現在)】

全額支給

名護市、宜野湾市、宮古島市、国頭村、本部町、宜野座市、金武町、伊是名村、嘉手納町、北谷町、栗国村、渡名喜村、多良間村、与那国村

第3子以降全額支給

沖縄市、石垣市、伊江村、中城村、渡嘉敷村

一部支給

浦添市、豊見城市、大宜味村、東村、恩納村、読谷村、北中城村、久米島町、南大東村、竹富村

補助金充実!おすすめ7自治体

伊江村(いえそん)【沖縄移住の補助金充実度ナンバーワン】

移住支援 移住支援金
住居 空き物件の最新情報
移住定住住宅
仕事 求人の最新情報
結婚・子育て 子育て支援金
新生児・産婦訪問
こども医療費
入学準備金制度
給食費助成
預かり保育料支援       など

移住支援の対象

伊江村では地方創生移住支援事業の一貫として、移住支援金が利用できます。単身世帯で60万円、2人以上世帯で100万円、さらに18歳未満の子ども1人につき100万円追加で補助されますよ。

参考:伊江村公式|移住定住ガイド

子育て支援が充実

伊江村では子どもを授かる前から子どもが高校を卒業するまで手厚いサポートを得られます。たとえばこども医療費は高校卒業までが対象になっています。子どもの急な身体の不調にも対応しやすいですね。さらに子育て支援金(条件あり)では第1子を出産すると20万円、第5子以降は100万円が保護者に支給されますよ。

参考:暮らし | 伊江村公式ホームページ

移住の体験ができる

移住に憧れるけれど、なかなか移住の決断ができないという方には移住体験をしてみるとよいでしょう。「仕事もあるので今は長期間の休みを取れない」という方には、実際に移住した先輩たちの暮らしがみえる動画の視聴からはじめてみてくださいね。

詳細はこちら
伊江島ぐらし・移住定住サポートチャンネル – YouTube

伊是名村(いぜなそん)

移住支援 移住ツアー
住居 古民家を利用した定住住宅・定住促進住宅の活用
結婚・子育て 結婚祝い金、出産祝い金
妊婦健診にともなう渡航費・滞在費を助成
こども医療費
子どもの検定受験料の半額を補助
無料村営塾の提供

定住住宅・定住促進住宅の活用

古民家を利用した定住住宅や定住促進住宅の提供を行っています。随時情報は更新されているので、伊是名村ホームページをチェックしてくださいね。

参考:移住・定住|伊是名村ホームページ

東村(ひがしそん)

移住支援 田舎暮らし体験
住宅 定住促進住宅
仕事 就農支援制度、人材育成事業
結婚・子育て こども医療費
出産祝い金の支給
育英資金
給食費助成(小中学生の給食費半額を助成)
子育てを応援する田舎暮らし体験

村内にあるアパートを移住体験をするための住宅として、移住を検討している方に対し貸し出しを行っています。この住宅を借りるには、45歳未満の子育て世帯であることをはじめとする条件があります。

しかしながら生活に必要な電化製品や家具がそろっている部屋で、移住後の生活が体験できるので試してみる価値があるでしょう。

参考:東村子育て田舎暮らし体験について/沖縄県東村 花と水とパインの村

国頭村(くにがみそん)

移住支援 移住体験住宅を提供
住居 定住促進住宅、空き家を提供
仕事 農業振興補助金、水産業奨励補助金
結婚・子育て 出産祝い金、子育て支援事業、こども任意予防接種費用助成
こども医療費、給食費助成
小中学生の検定受験料を助成
入学祝金、卒業祝金
修学旅行費の助成

移住体験と子育て支援充実

移住後の暮らしを体験できる住宅を最長13泊まで借りることができます。国頭村への移住をする・しないを決めるために、一度泊まってみるといいかもしれません。

国頭村では子育てをする際に手厚いサポートを受けられます。特に入学祝金や修学旅行費の助成は、学校生活の楽しい思い出づくりにつながるでしょう。

参考:【公式】沖縄・国頭村に住む。(移住情報)

石垣市(いしがきし)

移住支援 島外保育士誘致支援事業(移動費用、引越し準備費用を補助
住宅 空き家バンク
結婚・子育て こども医療費助成
小中学校給食費の一部を助成
保育士への支援充実

島外に住んでいる保育士の移住にかかる費用(条件により40〜50万円)を補助しています。沖縄への移住を考えている保育士の方には石垣市がおすすめですよ。

参考:石垣市移住定住支援ポータルサイト

名護市(なごし)

移住支援 名護市県外保育士誘致支援事業
結婚・子育て こども医療費助成、認定こども園などの食材料費が月5,400円まで無償、認可外保育施設の保育料無償
給食費無料
中学生の英語検定受験料を助成
乳幼児の子育てを手厚くサポート

名護市には子どもが保育施設に通っている間に手厚い支援があるので、経済的な不安を減らせることでしょう。面積の10%を米軍基地が占める名護市では、英語を話せるかどうかがこどもの未来にかかわります。英語検定受験料の助成が英語を学ぶさらなる意欲につながるといいですね。

参考:名護市役所

うるま市(島しょ地域)

移住支援 お試し移住住居
住宅 空き家マッチングサポート
仕事 起業支援
うるま市の求人情報
結婚・子育て こども医療費助成
生の声が聞けるお試し移住

うるま市のお試し移住では先輩移住者と直接話せるのが魅力です。生の声を聞くことで移住後の生活をイメージしやすくなりますね。「島ベンチャースクール」による起業支援もあるので、移住先を盛り上げる起業をしてみたいという方にもおすすめです。

参考:うるまで暮らす

沖縄移住の相談ができるサイトやその他の支援サービス

沖縄移住の最新情報を受け取れる「オキナワビレッジ」

「沖縄移住についてわからないことが多すぎる」という方は、すでに移住をした方に相談をしてみるのはいかがでしょうか。

オンラインプラットフォーム「オキナワビレッジ」では先輩移住者やあなたと同じように沖縄移住を検討している方とつながることができます。ネット検索でわかったことよりも濃い情報を見つけることができるでしょう。わからないことだらけの移住も、友達ができれば心づよいですよね。

登録から30日は無料(以降1,300円/月)なので、ぜひ気軽に参加してみてくださいね。

登録はこちらから
オキナワビレッジ

移住サービスや移住体験を利用してみる

移住をしてみたい自治体で移住体験があるなら必ず利用しましょう。移り住む前後でのギャップを減らして後悔しない移住をしてくださいね。

まとめ

​​沖縄移住を成功させるには、「準備」が大切です。「準備」で移住の目的を明確にすることが大切です。移住の目的は人それぞれですから。

「沖縄でのびのびと子育てをしたい」
「潮の音を聴きながら自由に働きたい」
「趣味を楽しみたい」     など

沖縄移住で後悔しないために目的(ゴール)を明らかにして、手段のひとつである補助金や支援制度をかしこく使いましょう。