本島南部での住みやすさ

沖縄移住先に豊見城市はどう?住みやすさや環境を解説

豊見城市は沖縄本島南部の西海岸に位置し、東シナ海に面しています。北側は、那覇市に隣接しており、中部を饒波川が西流、のち北流して漫湖へ注がれます。

そして、市名の読み方ですが正式には「とみぐすく」ですが、地元では「とみしろ」でも違和感なく受け入れられています。

那覇市までは、車で10分~25分でアクセスできる利便性の高い地域でもあり、那覇市のベッドタウンとして発展してきた市で、自然環境と都市化の調和がとれた人気のエリアです。

今回の記事では、

  • 豊見城市の治安や騒音は大丈夫?
  • 家賃の相場や子育て環境が気になる
  • ショッピングスポットや病院は充実してる?
  • 移住のメリット・デメリットは?

など、豊見城市へ移住する際に、知りたい基本情報を分かりやすく解説していきます。

また、お洒落で人気のカフェや、レベルの高いケーキ屋さんなど、おすすめのお店も紹介していますので、是非参考にしてくださいね!

Contents
  1. 豊見城市の概要と特徴
  2. 豊見城市のメリット・デメリット
  3. 豊見城市の家賃相場と物件状況
  4. 豊見城市の教育、子育て環境
  5. 豊見城市の病院一覧(歯科以外)
  6. 豊見城市の買い物スポット一覧
  7. 豊見城市の求人状況
  8. 豊見城市のビーチ一覧
  9. 豊見城市の観光スポット一覧
  10. 豊見城市のカフェ・コワーキングスペース一覧
  11. 豊見城市のお祭り、イベント、花火は?
  12. 豊見城市がオススメな人とオススメでない人
  13. まとめ

豊見城市の概要と特徴

まず、豊見城市についての場所や、人口などの主な概要と治安状況、騒音、渋滞などの特徴を解説していきましょう。

豊見城市の場所と特徴

 

豊見城市の基本情報

人口  約66,055人 ※1
(2023年10月時点。外国人含む)
人口密度 約3,400人/k㎡ ※2
那覇空港までのアクセス 車で30分
米軍基地の有無 無し
豊見城市の土地面積 約19.19平方㎞(41個の沖縄市町村の中で、27番目に位置します)

豊見城市は沖縄本島南部に位置し、那覇空港から車で15分の距離にある市であり、2002年には村から市へと市制が施行されました。

また、県内有数の生産量をほこる「マンゴー」や特産品である「ウージ染め」をはじめ、ラムサール条約の登録湿地である「漫湖」や慶良間諸島を望む「瀬長島」のほか、「ハーリー競漕」「保栄茂の巻チ棒」「ガンゴー祭」といった伝統行事など、自然や伝統・文化が共存する魅力あるまちです。

※1、人口内訳 ⇒ 男:32,336人 女:33,719人
※2、豊見城市の人口密度は、1平方キロメートルあたり約3,400人が生活していることになり、沖縄県内では比較的高い方に位置しています。

豊見城市の治安状況

豊見城市の犯罪発生率は年間で0.75%となっております。全国平均の発生率が0.99%なので、低めの数値となっており、全国的にみれば治安の良い地域といえるでしょう。

ただし、近年では空き巣・泥棒・強盗などが発生しており、豊見城市でも被害届がだされています。窓や玄関の施錠だけでは防犯対策として不十分なので、十分な対策を考えたほうが良いです。

豊見城市の騒音状況

豊見城市の騒音に関する情報については、豊崎周辺の住民の方の情報によると、民間機の音というよりは自衛隊の戦闘機の音が気になるようです。ただし、気になる方と全く気にならないという方と両者に分かれる為、一概には言えませんが、沖縄に住むにあたって、騒音との付き合いは必ず有る、ということを覚悟しておきましょう。

豊見城市の渋滞状況

豊見城市は、北は那覇市、東は南風原町及び八重瀬町、南は糸満市と接しています。

豊見城市内には「豊見城IC」及び「豊見城・名嘉地IC」があり、「那覇空港自動車道」へのアクセスも容易です。

豊見城市内では、那覇市に通勤する人が多いので幹線道路の各所で渋滞が発生します。

朝(7:00~9:30)夕方(17:00~19:30)の時間帯は特に混み合いますので、時間に余裕を持って移動するようにしましょう。

豊見城市のメリット・デメリット

移住するにあたって、その土地のメリット・デメリットは気になるものです。こちらで、簡単に解説していきます。

豊見城市のメリット

豊見城市では、2000年前後から始まった豊崎エリアの埋め立て地や大型団地などの都市開発があります。開発によりマンションなどの供給が進んだことで、人口増加に影響しているようです。

そして、車社会の沖縄では、豊見城市の道路は整備されていて走りやすい街でもあります。道幅がしっかりと取られていたり、ライン引きがしっかりされていたりと、初めて運転するのでも困らない道路になっています。

また、2002年より、人口増加のため、村から市への市制施行がされたことにより、豊崎エリアへの企業の誘致、雇用の拡大にもなり、都市化による住環境も整備されることで、若者世代を中心に人口が増えました。その結果、豊見城市の平均年齢は39.6歳と沖縄県内で最も低い地域となっています。

加えて、買い物施設や病院が充実しています。目的に応じて買い物ができる大きなショッピングモールが点在しており、大体の店舗がゆったりとした駐車場を構えていることが多いので、ストレスなく買い物ができます。

病院については、総合病院はもちろん、個人クリニックがとても充実しています。近くにかかりつけのお医者さんが居るのと居ないとでは安心感が違います。

豊見城市のデメリット

豊見城市は、比較的大きな市でもある為、住む場所によっては、公共交通機関がないところがあります。そして、徒歩圏内にスーパーやコンビニがなかったり、坂が多い地域の為、距離は近くても、歩いて行くには大変な場所もあります。

また、年少人口比率の高い豊見城市では、保育園への入所待機児童率が周辺の南風原町の9.1%、八重瀬町の5.6%と比べて4.1%と低めではありますが、沖縄県内自治体の平均が2.1%と比べると、平均よりやや多めとなります。

豊見城市の家賃相場と物件状況

与那原町の賃貸物件で間取りごとの家賃相場をまとめましたので、参考にしてみてください。

間取り 豊見城市の家賃相場(賃貸)
1R 1K 35,000円~50,000円
1DK 1LDK 40,000円~65,000円
2DK  2LDK 40,000円~70,000円
3DK 3LDK 45,000円~120,000円

豊見城市の賃貸物件数は、沖縄専門の賃貸情報サイト「うちなーらいふ」によると、169件ありました。安い賃料は3万から一番高いもので29.7万円となっています。ファミリー物件も多数ありますよ。

因みに、沖縄での賃貸物件を探す際の注意点として、沖縄ならではのポイントが6点ありますので、チェックしてみてください。

・駐車場の有無・費用・駐車スペースの確認

専用の駐車スペースを確保することで後々のトラブルを防げます。

・インターネット接続環境の確認

賃貸物件でネット接続料金込みの場合、回線速度が実用的でない場合がありますので注意 が必要です。

・家賃以外の諸経費(共益費)等の有無

大きな出費ではありませんが、稀に自治会費などが別途必要な場合があります。

・米軍基地の影響(騒音)を確認する。

こちらは、沖縄ならではの特徴となります。米軍基地までの距離によっては、騒音等の影 響がある可能性がありますので事前に確認しましょう。

・浴室のパターンと浴槽の有無を確認

少しびっくりしますが、沖縄では湯船につかる習慣があまりないため、シャワーだけで浴 槽がない物件があります。築浅の物件では少ないですが、念のため確認しましょう。

・エアコンや乾燥器等の設備があるかを確認

沖縄ではエアコンはもちろん必須です。湿気の多い梅雨時期はガス乾燥機があると、とても助かります。

豊見城市の教育、子育て環境

豊見城市における認可保育所等の状況については、申込者数が増加し続けている一方で、保育士不足により受け入れ児童数を制限せざるを得ない状況にあることや、保育所整備が追い付いていないことにより、待機児童がいる状況であることがわかりました。

特に、保育士の担当人数が要する0歳~2歳は待機児童が多いです。

とはいえ、詳しい子育て環境は気になりますよね?こちらで詳しく解説していきます。

子育て支援の内容

・乳幼児健康支援一時預かり事業

これは、松岡病児保育センターで実施されている制度で、急な病気(発熱、おたふく風邪、インフルエンザ、けがなど)で保育園に行けず、事情があって家庭で保育できない時に利用できる、とても助かる制度があります。※対象は0歳~小学生まで。有料です。

区分 豊見城市内 豊見城市外
半日利用 1,200円 1,700円
1日利用 2,000 2,500円

・上記以外に別途受診料がかかります。

・昼食・おやつ込み。

http://www.matsumikai.com/nursery/

・こども医療費助成制度

病院・薬局等で診療や調剤を受けたときに、支払った医療費のうち保険診療の自己負担額を助成する制度です。0歳~15歳までの子供が対象となります。

・養育支援訪問事業

  • 養育支援訪問事業とは、子供の養育に関する支援を行うことで、適切な養育ができるように手伝ってくれる事業です。子供の養育について支援がとくに必要な家庭へ、保育士・保健師・ヘルパーが自宅を訪問してくれます。
    対象家庭は、豊見城市在住で妊娠中またはおおむね6歳ころまでの児童を養育しており、下記のいずれかの条件に該当する家庭です。
  • 妊娠や子育てに対し不安を抱えている家庭
  • 育児ストレス、産後鬱、育児ノイローゼなどで子育てに対し不安や孤立感がある家庭。
  • 子育て経験のない10代の妊婦およびママで子育てに不安を抱えている家庭
  • 育児支援者が身近にいないため孤独感を抱えている家庭
  • 多胎児で育児支援者が身近にいない為、身体的に子育てが困難な家庭

・認可保育所・認定こども園・幼稚園の利用料(保育料)の無償化

・児童手当制度(0歳~中学卒業まで)

※他にも、子育てに関する相談や支援制度などは下記公式ホームページにて確認してください。

https://www.city.tomigusuku.lg.jp/

公園の数や状況

豊見城市の公園は大小合わせて42もの公園があります。子育てやアウトドア好きな方には嬉しい数の多さです。観光客も多く利用するラムサール条約登録の湿地帯である漫湖水鳥・湿地センターや、沖縄市内が見渡せる海軍壕公園、飛行機が間近でみられる豊崎海浜公園など、内容も様々な公園が充実しています。

保育園・こども園一覧

  • 座安保育所(市立)
  • つぼみ保育園(私立)
  • あゆみ保育園(私立)
  • 大地保育園(私立)
  • もみじ保育園(私立)
  • むつみ保育園(私立)
  • 聖マルコ保育園(私立)
  • 大輝保育園(私立)
  • 豊崎保育園(私立)
  • 豊崎保育園分園(私立)
  • みそら保育園(私立)
  • めぐみの森保育園(私立)
  • こがねの子保育園(私立)
  • にじのほし保育園(私立)
  • きゃんばす豊見城保育園(私立)
  • とみしろほいくえん(私立)
  • みや保育園(私立)
  • 上田こども園(市立)
  • 長嶺こども園(私立)
  • 座安こども園(私立)
  • 豊見城こども園(私立)
  • 伊良波こども園(私立)
  • とよみこども園(私立)
  • 豊崎こども園(私立)
  • ゆたかこども園(私立)
  • おなが認定こども園(私立)
  • ゆたか認定こども園分園(私立)
  • 認定こども園とよみ保育園(私立)
  • 認定こども園レキオスキッズガーデン(私立)
  • ドレミ認定こども園(私立)
  • ドレミ認定こども園分園(私立)
  • へいわだい認定こども園(私立)

他、小規模保育施設が7施設あります

小学校一覧

  • 上田小学校
  • 長嶺小学校
  • 座安小学校
  • 豊見城小学校
  • 伊良波小学校
  • とよみ小学校
  • 豊崎小学校
  • ゆたか小学校

中学校一覧

  • 豊見城中学校
  • 長嶺中学校
  • 伊良波中学校

高校一覧

  • 南部農林高等学校
  • 豊見城南高等学校
  • 豊見城高等学校

大学・専門学校一覧

  • 那覇市医師会那覇看護専門学校

豊見城市の病院一覧(歯科以外)

豊見城市の買い物スポット一覧

豊見城市には、総合スーパーが多く、大型商業施設も多数あるので、日常的な買い物には困らないといえるでしょう。

イオンタウン総合スーパー:2店舗

田頭に位置する「イオンタウン豊見城」は、マックスバリュ豊見城店を核に15の専門店が並んでいます。沖縄県内最大規模のメイクマン豊見城店(ホームセンター)も隣接しており、駐車場も一部供用となっています。

2店舗めの根差部にある「イオンタウンとよみ」は、マックスバリュとよみ店を核に23の専門店が並びます。

サンエー食品スーパー:3店舗

高安に位置する「サンエー豊見城ウイングシティ」は、店舗が大きく、駐車場も地上、屋上、地下1~3階とあります。スーパーだけでなく、フードコートや電器屋、衣料品もあります。

他にも、翁長に「サンエー糸満ロードショッピングセンター」、宜保に「サンエーV21ぎぼ食品館」があります。

Aコープ

上田に位置する「Aコープ とみえーる」は、野菜や果物が豊富においてあります。お弁当屋さんや惣菜コーナーも充実しており、19:00過ぎには半額になるそうですよ。

 

※他にも、マックスバリュ、タウンプラザかねひで、沖縄丸大、リウボウストア、フレッシュプラザユニオン等があります。また、コンビニの店舗も多いため、利便性の高い都市だと言えるでしょう。

豊見城市の求人状況

豊見城市の求人情報や給料の相場をまとめましたので、参考にしてみてください。

全体的な求人数と多い仕事

豊見城市の求人数は、ハローワークの情報からみても672件と県内での募集数7位の位置にあります。比較的多くあるので、業種も多数あり選択する幅が広がります。

正社員の募集が最も多く、ついでアルバイト・パート、最後に契約社員という順序での雇用形態となっています。

その中でも、やはり看護師や介護士、保育士の仕事が多く見受けられます。その他、ドライバーや調理師、アパレルなどの販売、車関係、土木等々職種は多岐にわたります。沖縄らしいなと思ったのは、ツアーコンダクターなんてのもありますよ。

給料の相場

豊見城市の平均年収は約317万円です。沖縄県の平均年収約367.2万円と比較すると低い傾向にあります。月給で換算すると26万円程度が相場のようで、アルバイト・パートや派遣社員では平均時給がそれぞれ947円~1,147円となっています。

豊見城市のビーチ一覧

豊見城市には、まったりとした時間を過ごすビーチと、アクティブに遊ぶビーチなど、用途に合わせて利用できるビーチがあります。それぞれ解説していきましょう。

瀬長西ビーチ:キレイな天然ビーチ!

瀬長西ビーチは沖縄本島の南部、豊見城市の瀬長島にあるビーチです。小さな離島ですが、本島と橋で繋がっているので車で行くことができます。

特徴は、「約300m続く砂浜」と「浅瀬がキレイなビーチ」で、泳ぐというよりは浜辺で海を眺めたり、木陰で涼みながら黄昏るような場所です。サンセットがとても綺麗ですよ!

【住所】沖縄県豊見城市瀬長
【駐車場】有り(無料)
【トイレ】有り
【シャワールーム・ロッカー】有り

豊崎海浜公園オリオンECO美らSUNビーチ:キレイな人工ビーチ!

オリオンECO美らSUNビーチは全長約700mの砂浜が特徴の人口ビーチです。設備も整っており、海水浴やアクティビティを楽しむことができます。

また、周辺の施設も整っており、バーベキュー場所や、カフェ、バスケットコートなどさまざまな施設が充実しています。那覇空港から車で約15分で行くことができるので、多くの観光客が訪れる場所でもあります。

住所】沖縄県豊見城市豊崎5-1
【駐車場】有り(有料)
【トイレ】有り
【遊泳期間】4月~6月・9月・10月(9:00~18:00)
7月・8月(9:00~19:00)
【営業時間】6:00~22:00
【防護ネット】有り
【監視員】有り
【シャワールーム・ロッカー】有り
【レンタル】有り
【アクティビティ】有り
【売店】有り

豊見城市の観光スポット一覧

豊見城市の観光スポットは、沖縄ならではのもので盛り沢山です。生活をして身近になってしまうと、意外と行かないものですが、今回紹介するスポットはお休みの日でも行きたくなるところばかりを選んでみました。参考にしてみてください!

瀬長島ウミカジテラス

那覇空港から車で約15分の瀬長島西海岸に隣接した傾斜地に展開するリゾート施設です。

2015年夏、に誕生した「瀬長島ウミカジテラス」は、沖縄ならではの果物・野菜・地元産メニューを中心にしたグルメ・スイーツ・セレクトショップ・氷点下の世界が体験できるアイスバーなどがあり、そこはギリシャのサントリー二島を思わせる白で統一された施設となっています。

また、お天気の良い日などは青い空とマッチングして素敵なフォトスポットにもなりますよ!ちなみに、撮影を目的とするなら人が少ない午前中、オープン少し前が狙い目です。

【住所】沖縄県豊見城市瀬長174-6

【電話】098-851-7446

【営業時間】10:00~21:00(店舗による)

旧海軍司令部壕

こちらは、昭和19年(1944年)日本海軍設営隊によって掘られた司令部壕で、当時は450mあったといわれています。カマボコ型に掘り抜いた横穴をコンクリートと杭木で固め、米軍の艦砲射撃に耐え、持久戦を続けるための地下陣地で、4000人の兵士が収容されていました。

戦後はしばらく放置されていましたが、数回にわたる遺骨収集の後、観光開発事業団によって司令官室を中心に300mが復元されました。戦争と平和を考える歴史的建造物の観光スポットとして、外せない場所です。

【住所】沖縄県豊見城市字豊見城236番地

【電話】098-850-4055

【営業時間】9:00~17:00 (年中無休)

 

海軍壕公園

海軍壕公園は、豊見城市の小高い丘にあり、東シナ海、那覇市街、首里城が展望できます。第二次世界大戦末期には日本海軍の司令本部壕が置かれ、激しい戦場となりました。現在、世界に平和を発信する戦跡公園として整備され、交流や憩いの場として親しまれています。

旧海軍司令壕とセットで訪れる場所ですが、見晴らしも良く、公園にある記念碑を見てから一息つくところです。小さなお子様も楽しめる場所になっているので、是非、足を運んでみてください。

【住所】沖縄県豊見城市字豊見城236番地

【電話】098-850-4055

【営業時間】9:00~17:00 (年中無休)

龍神の湯

龍神の湯は、上記で紹介した「瀬長島ウミカジテラス」に隣接する瀬長島ホテルの中にあります。地下1000mに掘り当てたというこちらの天然温泉の泉質は、ナトリウム塩化物ー強塩泉。色はやや茶色、手触りはさらさら。離島という立地もあってか、かなり塩辛いです。

しっかり肩までつかれば、1~2時間たってもぽかぽかして、体を芯から温めてくれる成分によって体がほぐれていきますよ。効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔症、冷え性、病後回復期などなど。

利用者は、宿泊客、地元リピーターのほか、「沖縄旅行の最終日、レンタカー返却の前に立ち寄った」という人も。美しい海を眺めながらの立ち湯は足元に丸石が敷き詰められているので、足つぼに当たる感覚が心地良く、最高に癒される人気のお風呂です。

他にも、内湯はもちろん、寝湯やつぼ湯、岩風呂やアロマサウナ、塩サウナ、今話題のロウリュウサウナもあります。

【住所】沖縄県豊見城市瀬長174-5

【電話】0120-504-209

【営業時間】6:00~24:00(年中無休)

漫湖公園

漫湖公園は、ラムサール条約登録湿地です。那覇の中心街からほど近い、都会の中にある湿地ですが、水鳥やカニ類など実に様々な生き物が観察できます。

見どころは、多くの水鳥がみられるところ。これまでに170種類以上の鳥類が観察され、クロツラヘラサギなど、世界的にも数が少ない貴重な鳥もやってきます。それと共に、水鳥の餌ともなるカニ、貝、ゴカイの仲間など、様々な底生生物が生息しています。中には漫湖でしか見つかっていないモモイロサギガイなどもいます。

そして、生い茂るマングローブの林。一年中観察することができますが、6~8月頃に開花し、その後少しづつ種が大きくなって、次の年の3月頃に実が熟します。

【住所】沖縄県豊見城市字豊見城982

【電話】098-840-5121

【営業時間】9:00~17:00(月曜日は休館日)

豊見城市のカフェ・コワーキングスペース一覧

豊見城市のカフェ・コワーキングスペースの紹介をします。カフェはロケーションが良い所はもちろん、レベルの高いケーキの提供をしている知る人ぞ知るカフェなど、多種多様に揃っているので、休日に行ってみたくなると思いますよ。コワーキングスポットも少人数から大人数用とあります。チェックしてみてください!

リゾートカフェカイ

豊崎ちゅらSUNビーチ内にある「リゾートカフェカイ」は、南国リゾートカフェです。シャンデリアが素敵な店内には、ソファー席や円卓、テーブル席などがあり、小さなお子様連れでもゆっくり食事ができます。

また、海が目の前に広がるテラス席はペット同伴可で、海に夕陽が沈む時間の食事はまさにリゾート感を満喫できます。食事内容も豊富で、沖縄定番料理やバラエティ豊かなハンバーガーなど手軽に食べられるメニューがたくさんあります。店員さんの評判も良いので、デートにもオススメできます。

タコライスカフェ きじむなあ 瀬長島ウミカジテラス店

 

地元の方からも評判のタコライスカフェです。特に、ふわふわトロトロの卵をのせた「オムタコ」は人気メニューで種類もたくさんあり、ソースも選べるので色々悩んでください。車の運転をしなくていいなら、オリオンビールとフレンチフライと共にテラス席で海を眺めながら素敵な時間を過ごしてくださいね。

幸せのパンケーキ ウミカジテラス沖縄店

こちらは、北は北海道から南は沖縄まで、全国に25店舗あるパンケーキのチェーン店です。人気の秘密は、素材へのこだわり。契約養鶏所から取り寄せる新鮮な卵で焼き上げるパンケーキは、ベーキングパウダーを使わずに自然の力で‘ふわふわ‘に仕上げています。

そして、北海道産の新鮮な生乳で作られたバターを熟成させた発酵バターに、特別な抗菌作用を持ったニュージーランドの最高級マヌカハニーをブレンドし、濃厚なパンケーキの味を引き立たせてくれます。晴れた日のテラス席は風が心地よく、最高のロケーションなので、是非行ってみてください!

ハイムカフェアンドデザート

こちらは、平日の月曜~水曜の3日間営業のみのランチカフェ。知る人ぞ知るカフェです。お店の雰囲気は女子力満載の可愛らしい内装です。

人気のランチメニューはすぐに売り切れるほど。また、ケーキのレベルがかなり高いと有名で、そちらを目当てに来店する人も多いようです。

カフェクカル

高台にあるカフェクカルさんは、眺めの良い景色をみながらランチを堪能できます。予約なしでも来店可能ですが、日によって満席の場合もあるため、基本予約してからの来店をオススメします。(予約は当日)

メニュー内容は、日によって替わります。前日に公式ホームページで翌日のメニューを発表してくれるので、確認できますよ。

主に、お肉料理が多いですが、たまにお魚もでてきます。オーナーさんは女性の方で、若い頃に厳しい修行をされていたらしく、とても腕が良い料理人です。

珈琲専門店Purecastle珈琲

コーヒー好きなら一度は行った方が良いPurecastle珈琲、値段はお高めですが、美味しいと評判です。

いいオフィス豊見城

利用人数は1名から4名会議室1部屋。10名会議室2部屋。店員さんの対応も良く、清潔感のある会議室と評判です。

豊見城市のお祭り、イベント、花火は?

豊見城市の毎年行われるお祭り、何年かに一度のペースで行われる伝統のお祭り、イベントなどの紹介をしましょう。

1.ハーリー由来まつり

豊見城城趾公園跡地で行われるお祭りで、4月下旬頃、沖縄県各地の漁港で行われる爬竜船競漕である「ハーリー」の原点ともいわれています。また、豊見城城趾は14世紀の王、汪応祖が築城した城で、ハーリー発祥の地とされています。

そして、字(あざ)豊見城、字嘉数、字根差部、字真玉橋から、ノロや神人が集まり、祭祀としてハーリー由来祭りが行われています。

2.とみぐすく祭り

豊見城市の有名なお祭りとして知られているのは、「とみぐすく祭り」です。毎年7月に、豊崎海浜公園・豊崎美らSUNビーチでおこなわれています。スペシャルライブなどのステージや伝統芸能の披露、花火などの催しがあります。

また、同時に「豊見城ハーリー大会」「全沖縄こどもエイサーまつり」も開催されます。

3.保栄茂ぬ旧八月十五夜 大豊年祭(保栄茂の巻チ棒)

約200年の歴史を誇る保栄茂の巻チ棒は、6年に一度、旧暦8月15日に開催される大豊年祭の中で行われます。大勢の男達が棒術などを披露し、隊列を組んで演舞する祭りで五穀豊穣や子孫繁栄を願い行われます。

4.高安の龕ゴウ祭

約300年の歴史を誇る高安の龕ゴウ祭は、12年に一度、辰年の旧暦8月9日に開催されます。古来より葬式の際に棺を入れる屋形の担ぎ輿である「龕(がん)」の修復を兼ねて、住民の無病息災と豊年祈願を行います。前回は2012年9月24日に開催されました。次回は2024年旧暦8月9日に開催予定です。

5.豊見城の綱引

毎年、8月~9月に行われる伝統行事である、豊見城の綱引は雌綱と雄綱の2本をカヌチ棒で繋ぎ合う綱引で、豊年祈願や子孫繁栄の願いの他に、地元地域の結束を固める役目もあるようです。

豊見城市がオススメな人とオススメでない人

豊見城市への移住が向いている人、そうでない人を分かりやすくまとめてみました。

オススメな人

【比較的便利で生活に不便さを感じない場所で暮らしたい方】

豊見城市は那覇市に隣接しており、車で10分~25分でアクセスできる利便性の高い地域です。那覇市のベッドタウンとして発展してきた市で、「全国都市成長ランキング」でも連続して上位にランキングされています。

しかも、場所によっては那覇市よりも1~1.5万円家賃が安い為、若いファミリー層にも人気のエリアとなっています。また、「字豊崎」に関しては海が近いことから移住者が多い地域でもあります。比較的新しいマンションも多いですよ!

居住するにあたって重要なのが、生活に欠かせない食料品やその他、生活雑貨などを扱うスーパーやショッピングモールですが、豊富に揃っているので、困ることはないでしょう。
しかも、誰しも必ずお世話になっているお医者さんの件数も多いです。かかりつけ医を見つけるにも苦労しない程です。

また、何と言っても道路の整備がされているところが多く、渋滞になりずらい為、とても走りやすい地域です。ドライブが楽しくなりそうですよね。

【程よい自然を求める方】

豊見城市は観光スポットが多く点在しているので、沖縄の自然を売りにしている場所もいくつかあります。

上記でも紹介した漫湖公園は多くの野鳥と、その餌となるカニ類などのめずらしい生き物がたくさんみることもできます。やはり、沖縄に住むのであれば、身近に自然を感じられる場所があると、生活のメリハリがついてリフレッシュできますよね。また、那覇空港近くのECO美らSUNビーチの夕陽は絶景です!

【伝統行事に参加したい方】

多くの伝統行事が行われている豊見城市は、お祭り大好きな方にオススメです!
毎年行われているお祭りから、6年に一度、12年に一度しか行われないお祭りなどもあり、ナイチャーの感覚とは違う伝統行事にとにかく参加したい!という方におすすめです。

オススメでない人

【とにかくスローライフが目的な方】

自然豊かで、観光客にも出くわすことのない田舎暮らしが希望の方には、向いていない地域でしょう。

【共働きで、すぐにでも子供を保育園に預けたい方】

豊見城市は、待機児童が若干多めとなるので、お子様をすぐに保育園に入れたいという方には向いていないです。ただし、年齢にもよるので、前もってのリサーチは必要です。

まとめ

今回は、豊見城市への移住に関する知りたい情報を紹介いたしました。

まず、豊見城市は、那覇市に隣接するベッドタウンとして成長中の街で、住民の平均年齢も39.6歳と若い年齢層の多い地域となります。移住する際の特別な支援制度はありませんが、那覇市と比べると、地域によっては若干家賃が安く設定されています。

また、大型スーパーや病院も充実しているだけでなく、道路の整備や緑化といった生活環境の整備にも力を入れています。祭りや伝統行事も年間を通じてたくさん開催されており、移住することで沖縄を強く実感できることでしょう。

観光スポットもたくさんあるので、お休みの日は気軽に行けてしまいます。
その他、気になる治安や、騒音情報、家賃相場や求人情報、買い物スポットや観光スポットなどなど、豊見城市に移住するにあたって、知っておきたい情報を解説しました。

沖縄への移住を検討している方は、是非この記事を参考に、豊見城市を候補先として考えてみてくださいね!