沖縄に移住を考えた時、せっかくなら海が綺麗な離島も検討したいですよね。
那覇市の北西約58kmにある、周囲約12.5kmの小さな島にある”渡名喜村”に移住を検討してみませんか。
”渡名喜ブルー”と呼ばれるほど青く澄んだ透明度の高い海は、今も多くの野生のウミガメが生息している自然のお墨付きです。
そこで今回は移住を考えたら気になる渡名喜村の住みやすさや環境・メリット・デメリットに至るまで詳しく解説していきます。
そんな疑問にお答えしますので、憧れていた沖縄での生活が「こんなはずでは・・・」とならないようぜひこの記事を参考にして下さい。
渡名喜村で自然を満喫しながら暮らす昔ながらの沖縄生活を手に入れましょう!
はじめに:渡名喜村の概要と特徴
渡名喜村の場所と特徴
【渡名喜村の位置】
【渡名喜村の地図】
人口 | 302人(2023年12月時点) |
面積 | 3.87㎢ |
人口密度 | 78人/㎢ |
那覇空港からのアクセス | 車とフェリーで約2時間54分 |
米軍基地の有無 | あり(出砂島射爆撃場) |
渡名喜村は那覇市の北西に位置する有人の島”渡名喜島”と、その隣にある無人島”入砂島”の2島から構成されています。
島の面積は3.87㎢と沖縄最小、人口も302名で日本で2番目に小さい自治体です。
沖縄本島では余り見られなくなった伝統的な赤瓦の家屋が多く残っており、屋敷を囲むフクギ並木、未舗装の白砂の道と沖縄の原風景が今も残されています。
この景観は重要伝統的建造物群保存地区として選定されており、観光地化されていない昔ながらの沖縄の暮らしが営まれているのが渡名喜村の特徴です。
渡名喜村の治安状況
渡名喜村の犯罪率は0.22%と全国平均の0.33%を下回っており、治安状況は良いと判断できます。
(参照:治安マップ)
渡名喜村の騒音状況
渡名喜村における騒音に関する情報はなく、騒音問題はないと判断できます。
渡名喜村の渋滞状況
渡名喜村における渋滞に関する情報はなく、渋滞問題はないと判断できます。
渡名喜村に住むメリット・デメリット
渡名喜村のメリット
渡名喜村は沖縄の原風景が残る数少ない地区です。
赤い瓦屋根の家に舗装されていない白砂の道と昔ながらの沖縄の景観の中、都会の喧騒を忘れのんびりとした生活を送ることができます。
また美しい海と手付かずの自然が残る渡名喜村だからこそ、野生の生物も多く見られ自然の豊かさを感じることもできます。
伝統行事も多く残っているので参加すれば島民と交流できる機会も増え、繋がりを作る良いキッカケ作りになるでしょう。
渡名喜村のデメリット
渡名喜村は買い物できる場所が少なく医療や教育施設も十分と言える環境ではないため、生活に不便な思いをすることが多いと思います。
また沖縄県でも最小の自治体であり人口が少ないため、住居や仕事も少なく移住したくてもすぐにできる場所ではありません。
さらに沖縄は台風の直撃を受けやすい地域ですので、特に離島である渡名喜村では船が天候により欠航して物流がストップする場面も出てきます。
事前に食料品を備えておくなど対策は必須です。
渡名喜村の家賃相場と物件状況
沖縄県専門不動産サイト「うちなーらいふ」に掲載されている空き家物件は2024年1月時点で0件でした。
しかし渡名喜村では移住者に向けた多用途住宅もありますので、移住をお考えの方は渡名喜村役場までお問い合わせください。
家賃相場 | |
1ルーム、1K | ー |
1DK、1LDK | ー |
2DK、2LDK | ー |
3DK、3LDK | ー |
渡名喜村の教育、子育て環境
子育て支援の内容
渡名喜村の子育て支援は以下の通りです。
・こども医療費助成(現物給付・自己負担なし:未就学児~高校生まで)
・出産祝い金の支給
・入学祝い金
・給食費無料(小学校・中学校)
(引用元:沖縄県公式移住応援サイト おきなわ島ぐらし)
公園の数や状況
渡名喜村には遊具のある公園はありませんが、”てぃだ広場”という村民集いの場があります。
港の前の道を北側に進むとある大きな広場は、全面芝生が整備されているので自由に遊ぶことができます。
また海岸沿いにあるため海を見渡すと入砂島が見え、夕暮れ時には入砂島に沈む美しい夕日が見える絶景スポットでもあります。
四季の星座の案内板も設置されているので夜には星座観察もお勧めです。
保育園・幼稚園一覧
・渡名喜村立 渡名喜幼稚園
小学校一覧
・渡名喜村立 渡名喜小学校
中学校一覧
・渡名喜村立 渡名喜中学校
高校一覧
渡名喜村には高校はありません。
大学・専門学校一覧
渡名喜村には大学はありません。
渡名喜村の病院一覧(歯科以外)
・沖縄県立南部医療センター渡名喜診療所(公式HPはこちら)
診療科目:内科、外科、小児科
渡名喜村の買い物スポット一覧
桃原商店
渡名喜港ターミナルから村道1号線を進むとある庭先が広い商店です。
渡名喜村にある数少ない商店の中で一番お店らしい外観で見つけやすいと思います。
食料品やソフトドリンク、アルコールのほかに釣り針やおもり、餌なんかも取り扱っています。
所在地: 〒901-3601 沖縄県島尻郡渡名喜村1838
定休日:不定休
営業時間:8:00〜20:00
電話: 098-989-2436
URL:ー
又吉商店
渡名喜郵便局の近くにある小さな商店です。
お店の看板もないので一見単なる民家のようでわかりにくいですが、よく見るとお店の入り口があります。
主に食料品を取り扱っており、冷たい飲み物やアルコール、アイスの販売もあります。
所在地: 〒901-3601 沖縄県島尻郡渡名喜村1966−2
定休日:不定休
営業時間:8:00〜20:00
電話: ー
URL:ー
渡名喜村観光案内所
渡名喜港のすぐ近くにある観光案内所でも買い物をすることができます。
1階にある観光窓口の隣に特産品販売コーナーがあり、渡名喜村の特産品や渡名喜村で獲れた海産物の冷凍商品などを販売しています。
特産品であるもちきびを使ったクッキー「となっきー」がオススメです。
所在地: 〒901-3601 沖縄県島尻郡渡名喜村1917−3
定休日:不定休
営業時間:8:30〜16:30
電話: 098-996-3758
URL:https://www.tonaki-kanko.com/single_spot2.php?cms_item_group_id=2846
渡名喜村の求人状況
全体的な求人数と多い仕事
ハローワークにある渡名喜村の求人数は2024年1月時点で0件でしたが、求人情報サイト”エンゲージ”には4件の求人がありました。
渡名喜村で多い仕事
・家庭教師
・PRマーケティング
・土木・解体工
(参照:エンゲージ)
給料の相場
エンゲージ求人の平均給与 | |
正社員 平均月給 | 245,000円 |
アルバイト・パートタイム 平均時給 | 1,650円 |
渡名喜村のビーチ一覧
あがり浜
渡名喜島の東(あがり)側にある、島で唯一遊泳ができるビーチです。
約700mに渡って白い砂浜があり、海は遠浅で干潮時は腰くらいの深さが100メートル近く続きます。
集落から近いこともあり子供たちの日常の海水浴場として村の人々に親しまれています。
ビーチにはトイレやシャワーも完備され快適に海水浴を楽しめるビーチですが、テトラポット付近は遊泳禁止ですのでご注意ください。
アンジェーラ浜
渡名喜島の南東に位置する約500m続く美しい浜です。
島内の浜で最も奥行きがあり、沖合にはウミガメが生息しているためダイビングスポットとして有名です。
満潮前後にはウミガメが多数集まり、ぷかぷかと浮かびながら息継ぎする姿を道路沿いからでも見ることができます。
なおこちらの浜はアーサ(ヒトエグサ)の養殖を行っているため鉄筋が刺さっており、遊泳禁止となっています。
呼子浜(ゆぶくはま)
渡名喜港から南に進んでいくとある島の西側の浜です。
浜には多数の岩場が点在しており、中でも「神の宿る岩」と呼ばれる岩は入砂島が神様が海を渡ってくる神聖な場所とされています。
周辺の海にウミガメが生息しているため海にプカプカと浮かぶ可愛らしい姿が見られるかもしれません。
なおこちらの浜も遊泳禁止になっており、夏場にはウミガメが産卵場所を探しにくるため浜への立ち入りが制限されます。
渡名喜村の観光スポット一覧
シュンザ
”シュンザ”とはあがり浜とアンジェーラ浜との間にある東海岸の断崖絶壁のことです。
そこには長さ200mにも及ぶ海崖が屏風のにそそり立っており、そのダイナミックな景観は圧倒されるほど迫力があります。
また海崖の下には昔、満潮時でも通行できるようにと石を積み上げて造った「アマンジャキ」という旧道も見られます。
先人たちの生活に触れられる貴重な道ですが、現在は落石の危険があり通行禁止になっているので外側から眺めましょう。
大本田展望台
渡名喜島の南部に位置する標高165mの大本田岳の頂上にある展望台です。
渡名喜島の周辺を360度見渡せるようになっており、東シナ海に浮かぶ久米島や粟国島、慶良間諸島が一望できます。
また展望台には無料の双眼鏡も設置されているので頂上からの景色をさらに楽しむこともできます。
頂上までの道は舗装されており歩いて行けなくもありませんが、かなり大変なため車やバイクで行くことをオススメします。
島尻毛散策道
渡名喜島の南東部にある島尻毛の自然が観れる散策路です。
サイヨウシャジンやテッポウユリなど季節の植物を観察しながらトレッキングを楽しむことができます。
散策路を進んで崖の近くまで行くと美しい海が広がっており、歩いているだけとても気持ちのいい場所です。
草原にはハブも出るため整備されている遊歩道から降りないように注意してください。
里御嶽
集落の北側にある14~15世紀頃のグスク時代の遺跡です。
里殿とヌル殿内という2つの拝所があり、島民の信仰の場となっています。
発掘調査によって建物跡や土器、陶磁器、鉄釘などが発見され、当時の人々の生活のが判明しています。
里御嶽は小高い丘の上にあるためここからの展望が素晴らしく、渡名喜村の歴史に思いを馳せながら集落を見渡すことができる景勝地でもあります。
渡名喜村のカフェ・コワーキングスペース一覧
働き方が多様化している現代においてコワーキングスペースが増えてきていますが、残念ながら渡名喜村にはありませんでした。
飲食店も少ない渡名喜村ですが、昨年オープンしたばかりのカフェを紹介します。
コーヒーヌヤー ハクシュ
2023年8月に渡名喜村観光案内所の2階にオープンした渡名喜村唯一のカフェです。
ハンドドリップで丁寧に抽出した本格コーヒーが渡名喜村で味わえます。
ほかにもサンドイッチやバーガーといった軽食、かき氷やぜんざいといった甘味のメニューもあります。
観光案内所の目の前は渡名喜港なので2階からの眺めが素晴らしく、海を見ながらゆっくりと過ごせるカフェです。
所在地: 〒901-3601 沖縄県島尻郡渡名喜村1917−3
定休日:火 木
営業時間: 11:00~13:00/14:10~15:30
電話: ー
URL:https://www.tonaki-kanko.com/single_spot2.php?cms_item_group_id=23935
渡名喜村のお祭り、イベント、花火は?
6月 シマノーシ
豊作豊漁・航海安全・家内安全など、島に深く関係する事柄を祈願する渡名喜島最大の祭祀です。
神女(カンジュナ)が潮が満ちかける時刻に合わせて神道を通り、村内の4つの祭場を1日ごとに周り礼拝を行います。
白装束の神女が太鼓を打ち鳴らしながら集落を歩く姿は、とても神秘的な雰囲気に包まれています。
渡名喜村に何百年も伝承されるとても大切な伝統行事です。
6月 ハーリー(海神祭)
旧暦5月4日に海の神様への感謝と航海の安全・大漁を祈願する大切な行事です。
渡名喜港を会場にサバニと呼ばれれる伝統漁船を使った競漕(ハーリ)が開催されます。
各字に分かれて競い合うハーリーは迫力満点で、他にも島の周囲を漁船でまわる漁船パレードや大漁の魚に見立ててお菓子をまくイベントも行われます。
海人に古くから伝わる沖縄の伝統行事に触れることができる貴重な祭りです。
6月 水上運動会
こちらは全国でも珍しい海浜での運動会です。
元はカツオ漁の後継者育成を目的として大正8年に始り、カツオ漁が途絶えた今でも毎年行われている100年続く伝統行事です。
小中学校生に幼稚園児から大人まで、島民総出で参加して持久泳やリレー、水中騎馬戦に宝探し競走など熱戦が繰り広げられます。
来場者も参加できる水中綱引きも毎年大いに盛り上がります。
周りを海で囲まれた離島の渡名喜村ならではの運動会をぜひ楽しんでください。
8月 カシキー(綱引き)
新穀の豊穣を歓喜する刈上げ祝や豊作の感謝、来年の豊作祈願とともに若者の栄えを祈願する行事です。
渡名喜村の東地区と西・南地区の2ヶ所で同時に綱引きが行われます。
島の夏の風物詩で普段は静かな島もこの時は夜更けまで歌や踊りで活気に満ちています。
大人も子供もこの日だけは夜通し遊んで楽しみましょう。
8月 となき祭り
島が一体となり盛大に開催される祭りで、毎年カシキーの前日に行われます。
渡名喜港の前の会場では屋台の出店や島で採れた特産品や民芸品の販売もしています。
他にも伝統舞踊の披露や渡名喜小中学校の児童による合唱奏、ビンゴ大会などイベントも盛りだくさんです。
夜には花火が打ち上がり渡名喜村の夜を彩ります。
渡名喜村がオススメな人とオススメでない人
オススメな人
渡名喜村での生活は豊かな自然と美しい海とともにあります。
気ままに海に行って釣りや海水浴を楽しんだり、夜には満点の星空を眺めたりと都会ではできない経験ができるため、自然を満喫したい人には絶好の環境です。
また小さな渡名喜村では島民同士の繋がりが強く、島民みんなが家族のように支え合って生活しています。
子供は地域のみんなで見守ってくれるので、島の子供たちは安心して遊びながらのびのびと成長していきます。
そんな地域ですので島民同士の密な人付き合いを楽しむことができる人は移住をオススメします。
オススメでない人
渡名喜村は小さな離島で人口も少ないため、快適に生活できる環境は整っていません。
必要なものがなかなか手に入らなかったり、沖縄本島に行くにもフェリーしかないためすぐには行けません。
そういった生活の不便さを覚悟した上で移住できればいいですが、そうでなければ移住はオススメできません。
また小さく人口が少ない離島が故に、島民との人付き合いはなくてはならないものです。
密接な交流をわずらわしく感じる方や苦手な方は移住に向いていないでしょう。
まとめ
渡名喜村の住みやすさや環境について解説しました。
沖縄県で最も小さな自治体の渡名喜村は、昔ながらの沖縄の原風景を島民みんなで大切に継承しています。
都会での快適な生活から離島の不便な生活は大きなギャップがあると思いますが、ここでしか味わえない自然と体験が渡名喜村にはあります。
なにもないことも楽しみながらのんびりした沖縄生活を満喫しましょう!